TAIPEI CYCLE 2026
今年も、3月25日から28日の4日間、台北南港展示場
にて、「台北国際自転車展」が開催されました。
今回は、終了したばかりの、今年の「台北国際自転車展」のレポートです。
今年の傾向
ヨーロッパ市場を筆頭に、ここ10年程続いてきた「電動アシスト車」と「カーゴバイク」が席巻してきた構図が、一気に「ロードレーサー」や「マウンテンバイク」といった、ベーシックな商品群へと、原点回帰して来ている印象を強く受けました。
来場者に関しては、ヨーロッパからの来場が大幅に減少した半面、日本からの来場はそれほど減っていなかったこともあり、会場のいたるところで、「日本語」での会話を耳にした気がします。
Pacific Cycles



1995年の発売開始から30年と+1年目となる今年、「Pacific Cycles」社の主力商品「Birdy」に、新しいフレームが発表となりました。
詳細については、日本の正規販売代理店様からの、正式な発表までは控えますが、この30年間の蓄積を活かした商品となっていて、注目を集めていました。

その他、「KOLiBRI」や「Carry ME」などの定番商品の展示に加えて、「シルバーモビリティー」と銘打たれた「高齢者向け商品」の提案もありました。
TITAN SUPER BOND





今年のショーで、私が最も面白いなと感じたブースが、「TITAN SUPER BOND」社のブースでした。
チタンを素材とした、3Dプリンターによるパーツやフレームの展示です。
溶接を全くする必要もなく、一体形状のフレームが、3Dプリンターで印刷するだけで完成するそうです。
形状的に、製作都合上の制約をほぼ受けないため、従来の概念を覆した形状も製作可能になるという事になります。
ただ、チタンを主成分としたパウダーを原料にしていて、レーザーを照射しながら形状を製作するため、従来のチタンパイプ素材とは、物性が若干異なるようです。
展示されていたサンプル車両の価格は、100万ニュー台湾ドル(約500万円!)と、こちらも驚きでした。
GOMIER



展示されている商品として、私が最も気になったのが、昨年のショーでも注目していた、3輪車両を主に手掛けている自転車製造業者「GOMIER」のブースに展示されていた、「amaze aik」という2輪の商品です。
太めの素材を使用した、拡張性の高いシンプルな構成のフレームは、デザイン的にも優れていて、とても好感が持てました。
じっくりと覗き込んでいると、メカニカル設計を担当したというスタッフが、色々と細かな説明もしてくれました。

また、ここのブース内の装飾も、日本のミニカー「トミカ」のパッケージをもじった秀逸な内容となっていて、その遊び心にも、とても好感を持ちました。
Fairly




昨年、ブースのカラーリングが気に入った「Fairly」社のブースでは、今年もベースとなるカラーイメージは継承されていました。
展示内容としては、「LIGHTFOOT」という商品名の、ソーラーパネルをフレームの両サイドに張り詰めた、前後輪2輪駆動の電動車両が、レトロ調の外観を含めて、異彩を放っていました。
Ruey Shinn


様々なシャフト(駆動軸)を製造している会社のブースになります。
セレーション加工という、特殊な溝をシャフトに切ったり、精密加工されたギアを組み合わせたりして、駆動力を確実に車輪に伝えることができるのですが、こういった部品だけを専門で作っている、こちらの様な企業があるからこそ、可能になります。
エアロロードフレーム



「GIANT」や「Wilier」など、多くのブランドが、グラベルモデルを含めて「エアロロードフレーム」の展示に、主力を置いていました。
この両ブランドのメイン商品のカラーリングが、とても気に入りました。
「ブロンプトン」の類似品

もう一つの動きとして、ブロンプトンの類似品が、色々な会社から数多く出展されていました。
何とも、節操が無いなという印象です。
以上、今年の国際台北自転車展の、レポートでした。
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