「輪行」って楽しい! Type SPORT で行く楽らく輪行 その1

「輪行」って楽しい! Type SPORT で行く楽らく輪行 その1

雑誌への出演依頼をきっかけに、本格的な「輪行」を

経験して、元々「旅」好きだった私は、すっかりその面白さに魅了されました。
と同時に、自分の作ったTartaruga Type SPORT が、その「輪行」を楽にたのしむのに本当に最適な商品に仕上がっている事を、改めて実感しました。

折畳めるロードレーサーを目指して、乗り心地の追求と長距離走行も可能に設計された車両をベースに、「自転車のSUV(Sports Utility Vehicle)」というコンセプトを掲げ、ユーティリティースペースとしての前後専用キャリアーを装着可能として、誕生したTartaruga Type SPORT ですが、折畳み方法もイージーフォールディングにより簡素化され、更にイージーローラーを装着すると、転がし移動も可能となった事で、様々な場面での移動も、グッと楽になりました。

これらの進化は、最初からそのロードマップに記されていたわけでは、決してありません。
発売を開始してからも、ご購入いただいた皆様方がどの様に活用されているのかを調査し、また皆様からのご意見を取り入れながら、不便に思われている点をひとつずつ潰して、少しずつ進化と改良を重ねてきた結果として、この様に熟成され、結果的に「輪行」を楽にたのしむ為に最適な商品へと進化してきました。
弊社ホームページには、「Tartaruga で行く「楽らく輪行」の世界」と銘打ったコンテンツを用意して、いかにTartaruga Type SPORT を使った輪行が楽で、楽しいのかをお伝えしていますが、そのページを再構成する形で、Type SPORTを使った輪行について、2回に分けてお話したいと思います。

そもそも「輪行」とは?

タルタルーガ自転車タイプS輪行
自分の足で、ペダルを漕ぐ力だけで前へと進んでいく、ヒューマンサイズの乗り物ならではの楽しさを満喫。

自転車を使って行く「旅」は、行程の自由度や機動性など、それ自体に多くのアドバンテージがあります。
自動車を使った旅では、そのスピードゆえに気付かずに通り過ぎてしまう、小さな発見や、オートバイを使った旅では、気付けない野鳥のさえずりなど、自転車を使って行く「旅」は、生き物としての人間の、スピード感にマッチした乗り物だからかもしれません。

全ての工程を、自転車だけで走る旅ももちろん楽しいのですが、「輪行」と呼ばれる長距離の移動には、電車や飛行機、バス、フェリーなどを利用して、自分の自転車を持っていく旅は、自転車の旅の楽しさを大きく、本当に大きく広げてくれます。

タルタルーガ自転車タイプS輪行
「イージーフォールディングアダプター」と「イージーローラー」の登場で「楽らく輪行」を実現。

発売開始以来、その優れた走行性能と積載能力をベースに、着実に進化を遂げてきたTartaruga Type SPORTですが、専用オプションパーツ「イージーフォールディングアダプター」と「イージーローラー」の登場で、「輪行」をお考えの、全ての皆様にお勧めできる、輪行のしやすさを手に入れました。
従来ながらの輪行では、自転車旅の世界と楽しみが飛躍的に広がる反面、「誰もが楽しむ」と言うには、とても敷居の高い部分が多々ありました。

Tartaruga Type SPORTを使った「楽らく輪行」は、従来ながらの輪行を実際に行った際に、不便と思われる点を徹底的に分析し、それらの不満点を解決するソリューションを用意する事で実現しました。
私自身のみならず、実際にTartaruga Type SPORT を使用した「楽らく輪行」を体験された皆様からも、賞賛の声を多くいただいています。
次は、このブログをお読みいただいているあなたご自身で、自転車旅の幅を大きく広げる、Tartaruga Type SPORT を使用した極楽の輪行体験を、お試しください!

注記:輪行時の電車内への折畳み自転車の持ち込み等は、最終的に駅員さんの判断に委ねられています。 ラッシュ時の車内への持ち込み等、状況により持ち込みを拒否される場合もありますので、その際は駅員さんの指示に従ってください。

実際に輪行を行う際、私の考える車両に求められる重要なポイント

クロスバイクや、ロードレーサーを使った輪行と比べ、折畳み自転車を使用した輪行は、一気に輪行の敷居を下げてくれます。
そして、我々は、折畳み自転車で輪行を行う際に、折畳み自転車に求められる、重要なポイントは、次の3点だと考えます。
-折畳んだ後の移動が楽か
-荷物の積載能力が有るか
-車両としての走行性能が高いか

折畳んだ後の移動が楽か

タルタルーガ自転車タイプS輪行
旅行用のキャスター付きトランクケースを運ぶように、片手で容易に押して移動できます。

折畳み自転車を使用した輪行を行う際、最も重要な点が折畳んだ後の移動が、楽かどうかという点です。
従来ながらの輪行は、車両の重量をできるだけ軽くして、持運びを楽にしようという考え方が主流でした。
輪行バックに収納した車両の移動は、ストラップ等を使用し担いで移動します。
軽量をうたった折畳み自転車で8㎏台の商品もあり、確かにその場で持ち上げてみる分には、その軽さを体感できます。
では、その車両を担いで、500m歩いた場合はどうでしょう?
持ち上げた時には、軽く感じた車両が、8㎏台の「オモリ」を持たされている事になってしまいます。
このポイントこそが、とても重要です。
それでは、折畳んだ後の車両を、コロコロと転がせたらどうでしょうか?
あたかも、旅行用のキャスター付きトランクケースを運ぶように、片手で容易に押して移動できたら、自転車を持った移動が、一気に楽ちんになります。
Type SPORTでは、専用オプションの「イージーローラー」を取付ける事で、この「コロコロ移動」が簡単に実現できます。

最近では、鉄道各社が、駅構内や電車内での転がし移動を禁止する動きが定着していますので、この点には十分に配慮のうえ、ご使用いただく必要はあります。

残る二つのポイントの解説は、次回に続きます・・・

つづく