Tartaruga Type SPORT ver.1.5 登場

Tartaruga Type SPORT ver.1.5 登場

2005年の発売開始以来、多くの皆様から

大変、ご好評をいただいております、Tartaruga Type SPORT ですが、この春生産を行った最新ロットから、「Version 1.5」 へと、バージョンを変更いたします。
前バージョン「Version 1.25」 へのバージョンアップが、2010年でしたから、9年ぶりのバージョンアップの告知となります。

以前、この様なお話を書きました通り、弊社ではイヤーモデルという考え方を、おこなっていません。
生産の度に、細かな改良を重ねて、ある程度の改良が蓄積された段階で、オフィシャルにバージョンアップの告知を、お行わせていただいています。

Version 1.5 への道

タルタルーガ自転車タイプスポルト今回のバージョンアップは、一言で言えば、フレーム強度の大幅な強化です。
多くの皆様から、ご好評をいただいております、「Type SPORT ver.1.25」の機能と、美しいフレームデザインはそのままに、最新のヨーロッパ規格に対応する為に、フレーム強度を大幅に向上しました。

タルタルーガ自転車タイプスポルト「そこまでの強度が、果たして本当に必要なのか?」と、疑問に思えるほどに、フレーム強度の基準値が引き上げられ、厳しくなった、多くのヨーロッパ諸国で採用されている、「EN規格」の改定に伴い、世界基準でのモノ作りを標榜する弊社としては、その大幅な改定に対応すべく、フレーム構造を見直し、コンピューターシュミレーションと、フレーム試験機での、現物実験を繰り返しながら、細部ディテールに、徹底的な改良を施すことで、この新基準に適合するフレーム強度を実現しました。

タルタルーガ自転車タイプスポルト改良のポイントは、フレーム全体の剛性を上げつつ、応力集中の回避と分散を実現する事により、可能な限り「均等」に、フレーム全体で衝撃を受け止めるという、理想的な構造設計でした。
フレームの基本デザインを大きく変える事無く、構成部品の一部形状変更や、ガセットの追加など、細部に渡る改良の積み重ねにより、これを実現しています。

結果的にフレーム剛性が、大幅に引き上げられた新型フレームは、ペダルを踏みこんだ際の、よりダイレクトな推進力を、ご体感いただけます。

これらの変更は、実は前回の生産時には、既に全て盛り込まれていました。
その時点では、もう一点の変更を施す計画があり、そこまで終了した段階で、バージョンアップの告知を行う予定でしたが、その後、更なる実験を続けた結果、その変更は価格が上昇するだけで、期待していた効果が得られないことが明確となったため、変更の不採用を決め、今回の告知となりました。
ですから、昨年弊社から出荷されたType SPORTは、既に「Version 1.5」になっていたという事になります。

タイヤ特性をより楽しめる、フレームへ

フレーム剛性が、大幅に引き上げられた新型フレームでは、従来から大変ご好評をいただいている、「硬いのに柔らかい」と評される、Type SPORT 独特の乗り味も、ワンランク上へと進化しました。

2005年の発売当時、量産車として唯一(※当社調べ)、451サイズのタイヤを装着していた、弊社Type SPORT (とREACH) の登場以来、「走りを標榜するミニベロは451」と言われる程となり、現在、数多くの自転車メーカーから、451サイズのタイヤを履いた自転車が、発売されています。
その結果、発売当初、ほぼ一択だった、451サイズのハイパフォーマンスタイヤも、今では多くのタイヤメーカーから、様々な個性を持ったタイヤが発売され、選択の幅が格段に広がっています。

蓄積疲労につながる、路面からの微振動を抑える、Type SPORT 独特の乗り心地はそのままに、硬いタイヤは、その硬さを、柔らかいタイヤは、その柔らかさを、装着したタイヤの特性や、設定した空気圧の特性を、より明確に感じる事が可能となりました。
更に進化した、「乗り心地」と「走行性能」のベストバランスを、是非ご体感いただければと思います。

生産工程も、アップグレード

タルタルーガ自転車タイプスポルトフレームの設計変更に合わせて、フレームの製作冶具も新規製作しました。
テーブルタイプの汎用冶具を使用して、製作を行っていたフロントフレームを、縦型タイプの専用冶具を新規作製し、両面同時に、効率よくスポット溶接が可能となり、フレーム精度の更なる向上を、実現しました。
同時に、各素材のセットアップ調整を繰り返し、溶接による変形も、更に抑えられています。

タルタルーガ自転車タイプスポルト
タルタルーガ自転車タイプスポルトモノ作りの基本に、徹底的にこだわり、進化と熟成を積み重ねることで、「深化」の領域へ。
「派手さ」こそありませんが、着実にコツコツと改良と熟成を重ねた上で、人の手を惜しむことなく掛けながら、ひとつひとつの手順を、より確実に、より正確に制作を進める。
そのこだわりこそが、我々の目指す「Tartaruga のモノ作り」です。