イタリア 2016(チンクエテッレ)中編
2016年のユーロバイク後に行った、イタリア
の「チンクエテッレ」の続きです。
何とかたどり着いた、「フラムラ」のホテルでしたが、坂の下から見た外観は、あまりパッとする物ではありませんでした。
「結構安いホテルだったから、まあ、こんなもんか・・・」と自分を納得させながら、ホテルのフロントへと続く階段を登って行くと、私の不安は一気に吹き飛びました。
Hotel Augusta
フロントの横には、コンパクトながら、小洒落たラテンテイストのバーがあり、その正面がレストランスペースになっています。
この光景に、一気にこのホテルが気に入りました。
チェックインを終え、自分の部屋へ向かうと、残念ながらオーシャンビューの部屋では無く、反対側の崖に面した部屋でした。
「まあ、あの値段なら当然か・・・」
「フラムラ」散策
ホテルへと来た道を、更に登っていくと、細い小道への分岐があり、迷わず小道を選択して進むと、人の生活感のある、建物が見えてきました。
更に進むと、ピザ屋や、食料品店などの小さなお店も、幾つかあります。
お爺さんに連れられた、小さな女の子とすれ違い、更に進んでいくと、外にテラス席を併設した、小さなデリカテッセン(お惣菜屋さん)を見つけたので、入ってみることに。
ランチ
思わず「うまそ〜〜」と、声に出してしまった私は、ここでちょっと遅めのランチを取ることにしました。
ローストビーフをメインに、数種類のお惣菜を選び、更にチンクエテッレ産の赤ワインのハーフボトルも購入して、外のテラス席へ着くと、日の光が適度に差し込む、めちゃくちゃ素敵なレストランになりました。
早速いただくと、どれも驚く程美味しく、この街の生活レベルの高さを、改めて思い知る事となりました。
もちろん、初めていただいた地元産ワインも絶品でした。
食事をしていると、近所に住むお隣さん同士と思しき、お婆さん2人の会話が聞こえてきました。
もちろん会話の内容は、全く把握できませんが、のどかな二人のやり取りを聴きながら食す料理は、更においしく感じられました。
ホテルのテラス席で
来たときとは異なる道を通り、ホテルに到着すると、丁度夕日が沈むタイミングで、ホテルのテラスからは、美しいサンセットが眺められました。
そこで、テラス席に腰掛け、白ワインのデカンタをオーダして、これをちびちび飲みながら、沈んでゆく夕日を眺めました。
日が沈んでからも、暫くはその余韻の様な空の色の移り変わりを愛でながらいただく、ワインもまた格別で、とても贅沢な時間を過ごすことが出来ました。
中々、「チンクエテッレ」の話がはじまりませんが、それ程この「フラムラ」の街が良かったという事でもあります。
次回は、ようやく「チンクエテッレ」のお話です。
つづく
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