チェコ共和国 2017 中編(プラハ)
2017年のユーロバイク後に行った、チェコ共和国
のお話のつづきです。
想像以上に快適でスムーズなバス旅の末、夕方6時過ぎには、「プラハ中央駅」に到着しました。
「プラハ」には、3泊します。
通貨「チェココルナ」
チェコ共和国は、2004年にはEUに加盟したのですが、通貨はユーロを使わず、独自通貨「チェココルナ」を使用しています。
その為、先ずは「チェココルナ」を入手する必要があり、駅地下でATMを探し、手持ちのクレジットカードでキャッシングして、数万円分の現地通貨を入手しました。
初めて目にしたその通貨は、何だか ‘おもちゃ’ っぽい感じがします。
長年社会主義の国だったことも影響しているのだと思いますが、他のユーロ加盟国に比べ、物価も安めに感じました。
首都プラハ
モルダウ川に架かるカレル橋やプラハ城、天文時計など、有名なヨーロッパの観光スポットの多い首都プラハは、どこを切り取っても絵になり、日本人観光客の姿も多く見られました。
プラハの観光スポットの詳細に関しては、既に多くの情報がネット上にあるので、そちらに譲りますが、街中の移動には、地下鉄とトラムの利用が便利で、特にレトロな車両も多く走るトラムの路線を、ある程度理解すると、かなり自由に移動ができます。
デザインの国だった
この点が、一番意外だったのですが、道端のハンドメイド帽子の店先の商品や、ゴミ収集車のカラーリングなど、街中で目にする様々な ‘もの達’ のデザインや色使いが、とても綺麗なのです。
日本でも人気の画家「ミュシャ」を生んだこの国は、「デザイン」に関しても、かなり優れた国だと感じました。
チェコビール
今回、チェコを訪れた最大の目的は、その年の台北ショーで知合った彼らから聞いた、「チェコビール」を堪能する事でした。
ビール自慢の国ドイツ、ベルギーには、既に何度も訪れ、色々なビールを堪能していましたが、チェコビールは全くのノーチェックでした。
滞在中 “かなり” な数(量?)を楽しみましたが、彼らの言った通り、そのレベルとこだわりは、相当な物でした。
国民一人当たりのビール消費量が、ダントツで世界一というチェコでは、ビアホールやパブも数多く、大ジョッキの生ビールが、一杯150円程の値段で提供されています。
その美味しさ以上に、私が驚いたのは、提供される泡の量をオーダーできることでした。
時折、テーブルに上の画像のPOPが置かれています。
「飲み終えると、何口でそのジョッキを飲み干したのか、後からわかるんだよ。」と彼らが言った通り、濃厚でクリーミーな泡は、年輪の様な痕をジョッキに刻みます。
また、お店によっては、ビールメニューの各銘柄の横に、「11°」とか、「13°」といった数字が付いている場合があります。
最初、アルコール度数の事かと思い焦りましたが、そうではなく、「バリング度」という発酵前の麦汁の濃度を表す数字で、度数が上がるほど風味やコクが増すのだそうです。
プラハのチェコ料理
ビールと共に、勿論チェコ料理も滞在中満喫しました。
プラハで食べた料理は、隣国ドイツの料理に近く、お肉を使った料理が多く、シチュー風の煮込んだものや、グリルした肉に同じくしょっぱ目のソースがたっぷりかかった物に、高確率でベリーなどの甘目のソースと、「クネドリーキ」と呼ばれる柔らかい、チェコ独特の「茹でパン」が付け合わせになった、甘じょっぱ系の料理が多く、ビールととてもよく合います。
また、「スマジェニー・スィール」という、フライにしたチーズとフレンチフライ、タルタルソースが一皿になった料理も、ビールとの相性が抜群で、ビールがグビグビすすみます。
チェコ国内の移動
次の滞在先、「チェスキークルムロフ」への移動を考え、予約を行う必要がありました。
FLiXBUS が、あまりにも安くて快適だった為、FLiXBUS のサイトで検索してみましたが、あいにくチェコ国内の路線は、あまり充実しておらず見つかりません。
ただ、チェコ国内を REGIOJET というバスが網羅していることを、ネットで知りネット予約しました。
つづく
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