「しまなみ海道」 満喫の旅 その5 「大三島」の前に「大久野島」
- 2018.07.31
- タルタルーガ
- Type SPORT, 旅, 自転車, 輪行
生口島から、大三島へと渡る多々羅大橋は
全長1480メートルの斜張橋です。
白鳥が羽を広げたような形の美しい橋で、大三島側の「道の駅 多々羅しまなみ公園」からの景観は、しまなみ海道のシンボル的な存在となっています。
今回のしまなみ海道満喫旅で、唯一、洗濯を兼ねてニ泊する島です。
今回の旅の計画を立てる段階で、初めての「しまなみ海道」という事もあり、色々と思いついた事は、出来るだけ実行しようと考えていた私は、大阪に住む古くからの友人を誘って、一緒に走るのも面白いなと考え、誘ってみました。
結果、この大三島で合流して、一泊二日の旅を同行する事になっていました。
その友人との待ち合わせは、大三島の盛港。
うさぎ島として知られる、大久野島へのフェリーの発着港でした。
宿野輪天堂の岡田さん
待合せをしていた友人とは、宿野輪天堂代表の、岡田さんです。
「クワハラ ガープ」等の企画・設計者として知られる、岡田さんとの出会いは、私がナムコ在籍時代に、Type FOLDINGの企画をしていた頃まで遡ります。
以前にも書いた通り、試作を作ってくれる処を探して、奔走していた頃に、インターネットで、自分ととても良く似た、物作りの考えを持った人間が、大阪の宿野にいる事を知り、「いよいよどこも見つからなかった時には、訪ねるしかない。」と、当時、心に決めていました。
幸いカネコレーシングの金子さんとの出会いがあり、訪ねる事はありませんでしたが、Type FOLDING 発売開始直後に参加した、東京国際自転車展で偶然会い、お互い同じ歳だという事を知り、色々な意味で意気投合して、それ以来永きに渡り、お付き合いいただいています。
大久野島(うさぎ島)
二人とも、自転車は港に置いて行く事を決め、自分のType SPORT GT は、岡田さんの車の屋根に付いているラックに固定しました。
フェリーのチケットを買い、次に来たフェリーに乗込み、大久野島へと向かいました。
15分程で到着した大久野島は、うさぎ島として有名な無人島です。
野生化した、うさぎ達が、それこそ“うじゃうじゃ”住むこの島は、今では海外でも人気で、多くの観光客が、このうさぎ達と、たわむれる事を目的に押し寄せています。
今では、こんなにピースフルなこの島は、昭和初期から先の大戦終結までは、大日本帝国陸軍の毒ガス工場があった為、地図上から消された島だったそうです。
「大久野島 へ行くなら、野菜クズを持参すると良い。」との情報を岡田さんが聞きつけ、ご自宅から野菜クズを持って来てくれていました。
野菜クズを取り出し、手に持つと、何処から湧いてくるのか、次から次へとうさぎ達が寄って来て、エサを食べていきます。
可愛いいを通り越して、ちょっと怖い位です。
50歳近いおっさん2人が、うさぎ達とたわむれる光景も、はたから観ると、ある意味怖かったかもしれません・・・
島の至る所に、うさぎ達がいました。
産まれたばかりの子ウサギも、何匹か混ざっていて、本当に可愛かったです。
今夜は、古関さんも交えた3人で、大三島の宿で宴会の予定です。
うさぎ達に別れを告げ、三人でフェリーに乗り盛港まで戻り、今夜の宿へと向かいました。
民宿 珈里葡(カリブ)
この日から2泊を、ここ大三島の民宿 珈里葡で予約してありました。
2泊する理由は、10泊11日もの長旅の着替えを減らすために、中日であるこのタイミングで、洗濯をする事が、最大の理由でした。
宿に到着して部屋へ通されて早々に、洗濯機をお借りして洗濯をして、指示されたガレージ奥のスペースに干させて頂きました。
快晴で、良い具合の風もあり、今夜中には乾いてしまいそうだったので、今回は、2泊の必要は無かったのかもしれません。
明日は自分1人なので、二食付き一泊7,000円のエコノミーコースです。
食堂へ行くと、観るからに豪華な「オコゼづくし」の品々が並んでいて、こちらを堪能しました。
つづく
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