Tartaruga 試乗会 in ニューヨーク 2011
- 2020.08.04
- タルタルーガ
- Type FOLDING, 旅, 自転車
今回は、2011年10月1、2日におこなった
Tartaruga Type FOLDING 試乗会 in ニューヨークのお話です。
New York City
私の名前は、吉松尚孝(よしまつ なおたか)です。
イニシャルは「NY」。
幼少の頃より、「ニューヨーク = NY」には、特別な親近感を持っていました。
2001年に、Tartaruga Entertainment Works を起業した際には、「10年後にはミラノとニューヨークに現地事務所を作るんだ!」と、なんの根拠も無く思っていました。
(未だ、実現はされていませんが・・・)
初めての「ニューヨーク」
既に、他の多くの国々や、ラスベガスや西海岸へは幾度となく訪れていましたが、初めて訪れた「ニューヨーク」は、全ての点において、特別な空気感を感じました。
5日間の滞在中、3人で当時進行中だった他のプロジェクトの客先や、マンハッタンやブルックリンの客先となりそうなショップを巡り、現地に住む彼らの友人達との会食を楽しみ、初めての訪問は、とても濃厚な時間となり、帰国後、「ニューヨークに、事務所を持ちたい。」との思いは、ますます強くなりました。
初めての海外 Tartaruga マエストロ
その時訪れた、当時のマンハッタンの、折り畳み自転車の聖地的なショップ「b-fold」のオーナー、デービッド氏と、翌年の台北国際自転車展で再会し、「Tartaruga Type FOLDING」に試乗した彼が、「これこそ、ニューヨークにぴったりの乗り物だよ!」と興奮気味に語り、是非販売したいとのオファーをその場でもらい、Type FOLDING のニューヨークでの販売が決まります。
Tartaruga Entertainment Works の起業、10年目の出来事でした。
試乗会をやろう!
この、「ニューヨーク」での販売開始は、自分にとってもとても大きな一歩で、興奮する出来事でもありました。
「b-fold」への商品出荷も終わり、未だ興奮冷めやらぬ中、「ニューヨークで、試乗会をやろう!」と、無謀とも思えるアイデアに至り、デービッドとの打合せを重ね、2011年10月2、3日での開催が決まります。
場所は、マンハッタンの象徴「セントラルパーク」の、エントランスにあたる、先の訪問で印象に残っていた「コロンバス・サークル」という、アメリカ大陸を発見した「コロンブス」の銅像の建つ広場としました。
試乗車は、「b-fold」の所有する試乗車を借りることになりましたが、お店の営業があるのでヘルプは出来なとの事で、私一人での運営です。
告知に関しては、「b-fold」のホームページでの告知が、先方の都合で行う事が出来ず、弊社ホームページでのみとなり、開催の1ヶ月半ほど前にあたる、2011年9月16日に、弊社ホームページで「告知」を公開しました。
起業当時から、弊社ホームページには、英語ページを用意していましたが、果たしてどれ程の外国人、ましてやニューヨーク近郊に住む、何人が見てくれているのか、全く把握できていない中、当日を迎えます。
本当に来た!
比較的フラットで、自転車レーンも整備されたマンハッタンの街は、デービッドの言った通り、「これこそ、ニューヨークにぴったりの乗り物」でした。
そんな観光客目当ての、土産物の露店や、「ベロタクシー」の客引き達も多く立っています。
私も、「ここでいいや」と、ベンチに腰をおろし、その前に Type FOLDING の試乗車1台を置き、お客さんが来るのを待ちました。
「本当に来たよ!」と、心の中で叫びながら、「そうですよ。 良くお越しいただきました。」と返事をし、「今日の Tartaruga の試乗会のことは、どこでお知りになったんですか?」とたずねると、「Tartaruga のホームページを見てきました。」との事。
「YES!」と、小さくガッツポーズをしてから接客を始め、セントラルパークへと試乗に向かわせた彼は、15分後、満面の笑顔で戻って来ました。
「いかがでしたか?」とたずねると、「想像していた以上に良かったよ! 購入を検討します。」との事で、「b-fold」を紹介して別れました。
その後も、何度かニューヨークへ行っていますが、今でも自分にとって、特別な意味合いを持つ街です。
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