飛行機輪行 2024 春 倉敷(岡山) 前編

4月13日、14日に開催された、倉敷にある「FARM」

さん主催の、「ファーム春のミニベロ試乗会」に参加するため、4月12日~15日の日程で、倉敷(岡山県)に飛行機輪行してきました。
今回は、倉敷への飛行機輪行旅のお話です。

ここ数年、「FARM」さんでは、春に複数のミニベロメーカーを招集されて、「ファーム春のミニベロ試乗会」を開催されていますが、昨年の春は、台湾出張とかち合い、残念ながら参加できなかったため、私は2年ぶりの参加となりました。
今回の「ファーム春のミニベロ試乗会」は、初日はお隣の笠岡市にある「かさおか太陽の広場」で、2日目は、倉敷市の「FARM」さん店頭での開催です。

自宅から羽田へ自走

試乗会前日の12日に倉敷入りすべく、12日の羽田発 – 岡山行きの飛行機で、愛車Type SPORT GTでの輪行にて向かいました。
出発二日前までの天気予報では、自宅から羽田空港へ向かう時間帯は、雨予報となっていた為、最寄り駅までポンチョを着て向かい、電車輪行で羽田へ向かう予定でした。
ただ、前日の予報から曇りの予報に変わり、出発当日の朝の予報でも、曇りのままだったため、自宅から羽田空港まで、自走にて向かうことにして、時間に余裕を持たせるべく少し早めに出発しました。

自宅を出て、しばらく走ると神奈川県と東京の境でもある、多摩川を超えます。
多摩川に掛かる、「多摩川大橋」を渡り切ると、川沿いを走る「多摩川サイクリングロード」に入れます。
東京側のこのコースは、羽田空港のすぐそばまで続く、道幅もゆったりしていて、信号機も無い綺麗に整備された、とても走りやすいコースです。
更にこの時期は、コース脇に植えられた満開の「桜」も見ごたえ十分で、何回か車両を停めて、写真も撮りました。

大谷政吉商店

「多摩川サイクリングロード」の終点近く、ちょうど「大師橋」の手前に、以前から気になっていた佃煮屋さん「大谷政吉商店」があります。
佃煮の製造直売をされているこちらは、サイクリングロードを走っていると、お店のたたずまいと、工場から漂って来る甘辛い良い匂いが、いつも気になっていました。
今回、時間的にも十分余裕もあり、「FARM」さんへのお土産の購入もまだだったので、コースを外れて、立寄ってみることに。
初めて入った直売所店内は、そのたたずまいから想像していた通りの雰囲気で、数名の女性が、てきぱきと働かれています。
どれも美味しそうな商品が並んでいて迷いましたが、一押しという「若炊あさり」を購入。
「店内の写真を撮ってもいいですか?」と尋ねると、「どうぞどうぞ。」とご快諾をいただいたので、売場の商品棚をスマホで撮らせていただきました。
こうした発見や出会いも、自転車の旅(?)ならではです!

羽田空港へのアプローチ

こちらのブログでも、羽田空港への自走について、既に何回か触れていますが、「Terminal 1」へは、空港外部から直接アプローチできるコースがあります。
ただ、空港到着直前のコースは、一部トンネル内の狭い側道を走る等、決して走りやすい環境ではなく、あまり好きではありませんでした。

昨年、ANAを使い広島に飛行機輪行した際の帰りに、到着した「Terminal 2」から「Terminal 1」へ移動しようと乗り込んだ、空港内「無料連絡バス」が、そのまま「Terminal 3」(国際線ターミナル)へ向かう事を知り、そのまま乗車して「Terminal 3」でバスを降りると、羽田空港からの脱出が、飛躍的に楽なることを体験しました。

今回もANA利用だった為、「Terminal 1」まで自走しても、結局空港内「無料連絡バス」で「Terminal 2」へ移動する必要があるため、「それならば!」と、空港外部からのアプローチの楽な「Terminal 3」へ向かい、そこで Type SPORT を折畳み、空港内「無料連絡バス」で「Terminal 2」へ向かうことにしていました。

「Terminal 3」まで、あと数百メートルとなった辺りで、曇っていた空から、雨がポツポツと降り始めます。
幸い、ポンチョを出して着るほどの雨でもなかったので、ペダルを漕ぐスピードを上げ、びしょ濡れになる前に、何とか「Terminal 3」の屋根のあるバス乗り場に滑り込むことができました。

その後は、Type SPORT を折畳み、「イージーキャリーバック」に仕舞い、到着した「無料連絡バス」に車両も持って乗り込み、「Terminal 2」で「無料連絡バス」を降りて、チェックインを終えました。
羽田空港へのこのアプローチ、超お勧めですよ!

定刻となり、飛行機に乗り込むと、窓の外は土砂降りの雨になっています。
ギリギリだったとはいえ、タイミングよく空港に到着出来たことに、今更ながら安堵したのでした。

岡山空港から倉敷へ

羽田を発って、1時間15分程で岡山空港に到着します。
岡山空港から倉敷への移動は、空港バスを利用。
「イージーキャリーバック」に仕舞った車両は、バス底部のトランクスペースに自分で収納しました。
この時、私は「イージーフォールディングアダプター」に取付けた前輪が、上になうように置きます。
45分程で倉敷駅に到着します。
到着後、空港バスを降り、倉敷駅前で Type SPORT を組立て、「FARM」さんにご挨拶に向かいました。
「ちょっとご挨拶」のつもりが、すっかり話し込んでしまい、数時間滞在してしまいました。

「FARM」さんを後にして、ホテルのチェックインを終えた後は、前入りされた翌日からの合同試乗会参加ブランドの皆さんと合流して、私のお気に入りの居酒屋さんで、“軽く”前夜祭を行い、皆さんとの親交を深めました。

つづく