Tartaruga Type SPORT でキャンプに行こう! その4 北海道撮影編 1

「Tartaruga Type SPORT + キャンプツーリング」

の楽しさを、提案する期が熟した事を確信した私は、一人でも多くの方に、この楽しさをしっかりと伝えたいとの思いを、具現化する為に、弊社ホームページ上に専用コンテンツを追加する事を決め、早速その制作に取り掛かりました。

専用ページのプランニング

先ずは、「Tartaruga Type SPORT でキャンプに行こう!」という、ページタイトルを含めて、専用ページの大まかな構成を決め、次に各構成に掲載する文章を書き起こし、遂行を重ねました。
文章による、ページの草案が完成すると、それぞれの文章に対して、必要な写真カットの絵コンテを作っていき、絵コンテが完成すると、専用ページの全体像が、よりはっきりと見えてくるので、ここで再度文章の修正、それに合わせた絵コンテの修正を繰り返し、内容をブラッシュアップしていきました。
必要な写真カットの全体像が決まったところで、ロケ先の選定に移りました。

どこで撮影する?

ここで、ちょっと話題が逸れるのですが・・・
この年(2018年)の6月、札幌で弊社製品を販売いただいている「秀岳荘」さんにて、試乗会を行った際の話になるのですが、試乗会後の打ち上げの席で、スタッフの安田さんから「吉松さん、釣りがお好きなら、秋に鮭を釣りに北海道へ来ませんか? 引きも強くて、めちゃくちゃ面白いですよ!」と、何とも魅力的なお誘いをいただきました。
「すんげ~ 興味あります!」と、その場ではお応えしたものの、国内外への出張やイベントが立て込んでいたことと、流石に「釣り」目的だけで飛行機に乗って北海道へ出向くことへの、チョットした後ろめたさもあり、半分あきらめかけていました。

「そうだ、北海道へ行こう!」
そう閃いた私は、鮭釣りに誘ってくれた安田さんに連絡を取り、双方の都合を調整した結果9月4日、5日で鮭釣り実施が決定しました。
釣りの間も、勿論テント泊です。
鮭釣りを楽しんだ後、4日間程かけて、北海道の大自然の中に点在するキャンプ場をめぐり、専用ページ用の画像を撮影して周るという、我ながらパーフェクトな計画です。
より確実に鮭を釣る為に、釣りの行先候補は、知床、襟裳、稚内エリアとし、直前の各エリアの釣果を確認した上で、行先を決める事になりました。
早速、3日発、10日戻りで羽田-新千歳間の航空券を手配して、行先候補の各エリアにあるキャンプ場の情報収集を開始し、リストアップを行い、行先の決定を待ちました。

台風21号接近

新千歳行きの前日、9月2日の夜に、安田さんと最終ミーテイングを電話で行いました。
丁度このタイミングで、台風21号が日本列島に接近していて、予報では本州をなめる様に北上して、北海道へ向かうという情報だった為、中止も含めたミーテイングとなりましたが、予想進路から察するに、知床エリアが最も影響が少ないだろうという事で、知床エリアに行くことになりました。
事前のキャンプ場の情報収集で、一番行ってみたいと思っていた、「尾岱沼ふれあいキャンプ場」も、このエリアにあり、結果的にベストチョイスとなりました。

タイムスケジュール

3日のお昼に、Tartaruga Type SPORT GTとキャンプ道具、撮影機材をパッキングして、羽田から新千歳へ向かい、その日の夜、お店の営業終了後、車で札幌を出発して、知床方面を目指し、4日と5日はキャンプ泊をしながら、複数のポイントを移動して鮭釣りを楽しみ、5日夕方に分かれて、私はソロでキャンプツーリングを始めるという計画となりました。

リストアップしたキャンプ場の中から、どうしても行ってみたいキャンプ場をピックアップして、自走コースと電車の時刻表を知らべながら、プランを練ったところ、JR釧綱本線の電車は、1日数本しか走っておらず、70㎞程の自走後、10時台の電車を逃すと、次の列車は15時台となり、その後の予定が成り立たなくなる事がわかりました。
また、台風の影響から、天候も雨か曇りの予報ばかりとなっています。

いつもの様に、実際にキャンプツーリングを楽しみながら、ガチの撮影にこだわりたかったのですが、遠方での限られた日程の中で、ホームページ用の良い画像の撮影がメインの目的だった事もあり、急遽、レンタカーを5日の夕方から借りる事にして、深夜にインターネットで手配を行い、翌日、札幌へと向かいました。

初めての「鮭釣り」

初めて体験した、北海道での「鮭釣り」は、それはそれは楽しい体験でした。
安田さんのポイント選びと、的確なご指導のおかげで、初挑戦の私も、かなりの大物を2匹も釣りあげる事が出来、未だにあのズンとくる独特の引きは忘れられません。
ただ、この日の夜、札幌の西側を通過して行った台風21号の影響で、知床方面も暴風雨となり、4日の夜予定していたテント泊はとても無理で、横転しそうな程ゆれる車の中で、前夜同様、車中泊となりました。

つづく