Tartaruga Type SPORT でキャンプに行こう! その5 北海道撮影編 2

Tartaruga Type SPORT でキャンプに行こう! その5 北海道撮影編 2

「Tartaruga Type SPORT + キャンプツーリング」

の楽しさを伝える為の、専用コンテンツ「Tartaruga Type SPORT でキャンプに行こう!」用の画像撮影に、北海道ロケに行ったお話の続きです。

北海道での鮭釣りを満喫して、9月5日の夜から、いよいよソロキャンプを予定していた私でしたが、台風21号の予想外の暴風雨の影響で、車中泊が続いた事と、激しい波風を受けて、服がべたついていたこともあり、急遽この日は宿に一泊して、お風呂に入って洗濯をすることにしました。
レンタカーの受け取り場所に選択しておいた網走の近くに、運よく安い宿をネットで見つけ、車を受け取ってから宿へと向かい、洗濯と夕飯を済ませて、宿のWi-Fiを利用して、残り5日間の計画を詰めて、その日は暖かい布団の中で熟睡しました。

北海道胆振東部地震(ほっかいどういぶりとうぶじしん)

朝目を覚まして、充電機に挿しておいた携帯電話の充電ができていない事で、停電を知りました。
部屋から出て、宿の食堂へ降りていくと、宿のオーナー夫妻から、大きな地震があったようで、北海道の全域が停電になっていると聞かされます。
2018年9月6日の深夜に発生した、北海道胆振東部地震でした。

宿泊していた、網走の宿のあたりの震度は、震度1位だったらしく、私以外にもう1人いた宿泊者も含めて、全員が地震の感覚は無かったのですが、宿にあったラジオからの情報によると、かなり大きな地震が発生したという事が、理解できました。
全道で、電車もバスも全て止まっている事を知り、直前にレンタカーを借りておいたことで、結果的に大いに救われました。
幸い、この時点では携帯電話が使えたので、家族や友人に、自分の無事を伝える事も出来ました。

宿を出発

タルタルーガ自転車キャンプこの日は、キャンプツーリングのイメージ画像撮影を開始する為、第一候補の「尾岱沼ふれあいキャンプ場」に行く予定でした。
宿からは、瑠辺斯岳をかすめる、標高500m程の峠を越えていく100㎞程の行程です。
外へ出てみると、雲一つない快晴でした。
あまりの天気の良さと、いかにも北海道といった風景に、思わず宿の周りで軽く撮影を行い、出発の準備を行いました。
宿のオーナー夫妻は、「大丈夫なの?」と心配してくれましたが、「元々、今日からキャンプの予定でしたから、テントも寝袋もあるから、何とでもなりますよ。」と答え、トイレが使えないという最悪の状況に備え、ティッシュペーパーを1箱譲ってもらうと、「アンタなら、大丈夫だね。」と、近くの畑で採れたという、プチトマト数個もいただき、宿を出発しました。

食材の確保

タルタルーガ自転車キャンプ宿を出て車を進めると、全ての信号機が消えていて、文字通りブラックアウトの現実を知るとこになりました。
とりあえず、食料さえ確保できれば、普通にキャンプが可能なので、前日、部屋飲み用の買い物をした、近くで一番大きなスーパーマーケットへ向かったところ、入り口には長蛇の列ができていました。
15人ほどを1組にして、店内へと順番に入れ替えで入店させています。
仕方なく、その列の最後尾に並び、自分の順番を待ちました。
ようやく自分の順番が訪れ、店内へ入ると、入り口に置かれた数台のワゴンに、2Lのペットボトル、カップ麺、食パンなど数種類の商品だけが並び、全て100円で販売されていました。
店内には、普通に商品が陳列されているので、「あれは買えないのですか?」とたずねてみましたが、「ダメです。」とキッパリ言われてしまいました。
仕方なく、食パン1個、カップ麺2個、ウエットティッシュ1個、2Lの水とお茶各1本を購入、「1時間近く並んで、これだけかよ・・・」という感じで、スーパーマーケットを後にしました。

近くにあった別のお店や、道中で営業していたコンビニにもよりましたましが、殆どの食材は既に完売で、この日はこれ以上の買い出しは難しそうなので断念し、途中、北海道らしい景色を見つけては、車を止めて写真を撮影しながら、この日の目的地「尾岱沼ふれあいキャンプ場」へと向かいました。

つづく