Tartaruga Type SPORT でキャンプに行こう! その3 実践編

Tartaruga Type SPORT でキャンプに行こう! その3 実践編

「Tartaruga Type SPORT + キャンプツーリング」

に必要な、主要装備を購入しなおした私は、世の中が丁度お盆休みというタイミングで、友人と二人で伊豆半島の大瀬崎に行先を決め、何はともあれ実際にキャンプツーリングに行ってみる事にしました。

Type SPORT専用キックスタンド

今回の相棒は、前後に専用キャリアーを装着したTartaruga Type SPORT GTです。
キャンプ用具を満載した、50Lのバックパックは、流石にそれなりの重量となりますが、両サイドにパニアバックを装着した専用リアキャリアーにも、荷ヒモを使ってしっかりと固定できます。
Type SPORTには、専用キックスタンドも装着されていますが、このキックスタンドは、車体にボルトオンでガッチリと取付けが可能で、さらに長さの微調整ができるので、積載した荷物の重量による、車両の傾き加減に応じて調整が可能で、荷物が増えても車両が問題なく自立できます。
自転車のSUVを標榜するType SPORT では、この機能、実はとてもポイントが高い機能なのです。
また、今回の様に専用リアキャリアーに、フル積載する場合、専用フロントキャリアーも装着して荷物を積載した方が、前後のバランスが取りやすく、自立具合がより安定します。

いつもの様にラクラク輪行

タルタルーガ自転車キャンプJR川崎駅で友人と待合せをして、東海道線で三島まで行き、そこから海岸沿いを大瀬崎まで向かいました。
大瀬崎は、「ダイビング」と「釣り」のポイントとしても有名なので、勿論「釣~リング」の準備も万端です。
お盆休み中の東海道線は、少し混んではいましたが、輪行するには十分なスペースがありました。
熱海で一度乗り換えが必要でしたが、いつもの様にラクラク輪行で、三島駅に到着です。
タルタルーガ自転車キャンプ駅前で車両を組立て、以前、雑誌の取材で訪れた事のある、柿田川湧水で富士山からの伏流水を汲み、沼津港で少し遅めのランチを取り、通りがかりのスーパーマーケットで食材を購入して、大瀬崎へと向かいました。

キャンプ場に到着

タルタルーガ自転車キャンプ海沿い主体のアップダウンを伴う、35㎞程のコースを走り、予約しておいた大瀬崎のキャンプ場に到着したのは、夕方5時ごろでした。
このキャンプ場は、全体が急な斜面の林の中にあり、ところどころに比較的平らなテントサイトが設けられた構造のキャンプ場でした。

早速場内を散策して、こんもりと木の茂った中腹に場所を決め、各々テントを設置しました。
新規購入した、格安テントの設置はとても簡単で、5分ほどで設置が完了し、テント内に敷物を敷き、寝袋の下にひくエアーマットを膨らまして、寝袋を広げ横になってみると、真夏にも関わらず、テント本体の上部がメッシュ生地になっているおかげで、風も適度に入り、思いのほか快適です。
テント内の広さ的にも、寝るスペースと荷物を置くスペースが十分に確保できます。

タルタルーガ自転車キャンプやがて日が暮れ、友人と焚き火を囲み、バックパックに忍ばせて持参した、小型のブルートゥーススピーカーで、お気に入りの音楽を流しながら、それぞれで用意した食材を、思い思いに調理し合い、お酒を酌み交わし、色々な会話が夜遅くまで続きました。

まさかの、雨

心地よい音楽と、美味しいお酒と、楽しい会話で、上機嫌のまま、夜中の1時を回ったころ、それぞれのテントにはいり就寝しました。
寝袋にもぐりこんだ私は、数秒後には、吸い込まれるように深い眠りに落ちました。

眠りについて、どれ程の時間がたった頃でしょう、ポツポツと、テントに落ちる水滴の音で、目が覚めました。
前日に確認した天気予報では、このエリアの降水確率は10%未満だった為、今回は全く雨を想定しいなかったので、寝ぼけていたこともあり、最初は何の音だか、わかりませんでした。
寝ぼけながらも、外に出てみると、それ程強くはありませんが、本当に雨が降っています。
「マジか!」とつぶやきながら、濡らしたくない道具類だけを、テント内に放り込み、フライシート(テント外側にかぶせる防水生地)を固定しているペグを、テンションを掛けて張り直し、再度眠りにつきました。

朝起きると、まだ雨はシトシトと降っていたので、暫くは各々のテントの中で、雨があがるのを待ちました。
購入したてのテントを初めて使ったキャンプで、まさかの雨でしたが、蒸れを感じる事も無く、快適に過ごすことができました。
このテント、十分に使えます!

やがて雨も止み、ゴソゴソとテントから出て、コーヒー豆を挽き、昨日汲んだ湧水でお湯を沸かして、コーヒーを淹れ、チーズがゴロゴロと入ったパンを朝食にしました。

濡れたテントを撤収

タルタルーガ自転車キャンプ暫くすると日も差してきましたが、サイトが木陰だった事もあり、テントを完全に乾かすのは難しいと判断して、持参したタオルでざっくりとテントを拭き、テントの撤収を行い、キャンプ場をあとにして、海岸へと向かい釣りを楽しみました。
夕方からも雨の予報が出たため、お昼前に帰路につきました。

「Tartaruga Type SPORT + キャンプツーリング」は、実際にやってみると、想像していたより遥かに楽しい事を、実感する結果となりました。
この楽しさを、一人でも多くの方に、しっかりと伝えたいとの思いが、私の中で更に膨らんだのでした。

濡れたまま仕舞ったテントは、翌日しっかりと干して手入れを行い、次回に備えました。

つづく