北海道 釣〜リングキャンプ 2023 春(ニセコ編) 前編
今回は、今年の5月末に行った、北海道のニセコ
での「釣〜リングキャンプ」のお話です。
ここ数年、札幌にある「秀岳荘」さんでの店頭試乗会終了後に時間を作り、北海道の色々なところにキャンプを絡めたツーリングに行っています。
毎回、「秀岳荘」さんの Tartaruga マエストロである、安田さんとご一緒しているのですが、今回は、同じく同店自転車売場のスタッフで、Tartaruga Type SPORT DX のオーナーでもある木原さんとご一緒しました。
「私も、一緒に釣〜リングキャンプ行ってみたいです!」という申出をいただき、「いいよ。行きますか!」となったわけです。
「何処に行くか?」
それ程に、いいローケンションだらけなのと、現地までの交通手段の確保を合わせて考える必要があるからです。
事前に、幾つか行き先の案を出し合い、今回は「公共交通機関を使って行ける場所」縛りと決め、更に検討した結果、「ニセコ」にある、「ニセコリバーサイドヒルキャンプ場」を目的地とすることとしました。
JR札幌駅に朝8時に集合、8:35発の小樽行きで小樽まで行き、小樽9:38発の倶知安(くっちゃん)行きで倶知安駅まで輪行して、倶知安で買出し後キャンプ場までの14km程を、自走という工程を決めました。
店頭試乗会
また初の試みとして、土曜日の朝9時に「秀岳荘」店頭に集合して、「白石サイクリングロード」を使い、北広島市に今年できたばかりの「エスコンフィールド」まで、様々な車両をシャッフルしながら走り、最後は北広島駅から「輪行」して、「秀岳荘」まで戻って来ると言う企画を実施しました。
募集定員6人のところ、8名の方々に御参加いただき、とても意味のある企画となりました。
御参加いただきました皆さんと、本企画を企画開催いただいた秀岳荘の皆さんに、この場を借りて感謝いたします。
店頭帰着後は、翌日も含めて、通常の店頭試乗会となり、こちらにも多くのお客様に御来場いただきました。
まさかまさかの・・・
木原さんも時間通りに到着、出発前の記念写真を雨の中撮影して、そそくさと車両を折りたたみ輪行の準備を整えて、駅構内へ。
通勤時間帯の札幌駅は、少し混んではいますが、車両等が邪魔になるレベルではありません。
乗込んだ車両は、それ程混んでおらず、2人分の折りたたんだ車両とキャンプ道具一式を置く、十分なスペースもありました。
それより何より気になるのは、お天気です。
スマホを確認しますが、予報では「晴れ」の時間帯のはずなのに、車窓の外はいまだに雨がシトシト降っています。
事前に、お互いが「雨男」「雨女」だと言うことは確認していましたが、「まさか我々の上だけ、雨雲が湧いてるの?」と言う現実に、もう笑うしかありません。
繰り返ますが、予報ではとっくに晴れの時間帯です。
途中まで、今にも降り出しそうだった空は、やがて雲も消え、待望の青空が見えてきました。
倶知安駅
初めて降り立ったその駅は、小さいながらも観光案内所も備わった駅でした。
駅前で、輪行袋から出した車両を各々組立、キャンプ道具の詰まったバックパック類を取付け、出発準備完了です。
ここからは、軽く峠越えを含む、14km程自走となります。
まずは、お昼を食べようと、通りすがりのラーメン店「大心」さんへ入り、「北海道スイートコーンバター味噌ラーメン」にライスをつけてオーダー、しっかりとエネルギー補給を行いました。
ビール等の飲み物は、キャンプ場についてから、改めて買出しできるお店がありそうなので、ここではパス。
それぞれに、2日分の「食事」と「おつまみ」のメニューを考え、「食材」を購入するのですが、合わせて「できるだけ嵩張らない物」をという意識も怠りません。
木原さんも、「ソロキャンプ女子」と呼ばれるだけあり、なかなか慣れたものです。
スーパーに併設された、100円ショップでも、色々な小物や調味料などを追加購入。
毎回そうですが、「嵩張らない物を」と意識はしても、結局それなりのボリュウムになってしまいます。
大きめの買い物袋を二枚購入して、ボリュームと重量が大体同じくらいになるように買出しした商品を振り分けて入れ、リアキャリアーに積載したバックパックの上に、馬の鞍のように左右にぶらさげるように乗せて積み込み、いよいよ出発です。
峠越え
キャンプ道具を満載して、更に食材も満載された車両は、流石に重い様で、木原さんはちょっとキツそうでしたが、何とか目的地のキャンプ場に到着しました。
「ニセコリバーサイドヒルキャンプ場」
施設の隅々にまで、気配りと清掃が行き届いていて、滞在中とても快適に過ごすことができました。
事前に予約済みで、管理棟での受付を済ませ「薪」を購入、その後フリーサイトへ案内され、「このエリアなら、どこにテントを張っても良いですよ。」と言う事で、少し奥まった、木の多く茂っているエリアの手前を、今回のサイトにさせていただき、さっそくそれぞれのテントを設営して、テント内も整えました。
木原さんは、しっかりタープまで持参されています。
ここで、本来は「カンパ〜イッ!」と行きたいところですが、「キンキンに冷えたビール」こだわった為、これから、ニセコ駅の反対側にある小さなマーケットに、買出しへ行く事に。
「ビール、買って来れば良かったね・・・」と、どちらからとも無く心の声が漏れたのでした。
気を取り直して、ニセコ駅まで降り、そこからちょっと急勾配の坂を登った先にあるマーケットで、今夜分の飲物を各自購入。
持参した簡易保冷バッグに入れて持ち帰りました。
「お疲れ様でした〜!」
初日の夕飯
木原さんが、サックと「〆さばの茗荷添え」を作ってサーブ、茗荷の苦味が、絶妙に〆さばに合います。
こちらを摘みながら、私はスーパーでもらった透明な袋に、合挽き肉とおろしニンニク、複数のスパイスを投入して袋の上から揉み、自称「手捏ねハンバーグ」の種を作り、「四角い玉子焼きパン」と「アルミホイル」を使って作った簡易オーブンで、じっくりと時間を掛けて焼き上げました。
アルミホイルの蓋を開けると、肉感たっぷりの「手捏ねハンバーグ」の出来上がりです。
夜の冷え込みが増してきたため、焚き火をおこし、その後も、各種ホルモン焼きや、枝豆などを摘みに、焚き火を囲ってお酒を飲みながらの取り止めのない会話は続きます。
気温が下がるたびに、都度、各々着込んでやり過ごしましたが、最終的には、倶知安の100円ショップで購入した、大判カイロを背中に貼って、切り抜けました。
2枚(翌日の分まで!)で110円だったコイツが、とてもいい仕事をしてくれたおかげで、持参した春夏用の薄手の寝袋でも、朝まで熟睡することができました。
後編につづく
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