ミニベロツーリングフェス in しまなみ海道 vol.5 その3 最終回

「しまなみ海道」で開催される、ツーリングイベント

「ミニベロツーリングフェス in しまなみ海道 vol.5」参加レポートの、最終回です。
会場でキャンプ泊をした私は、心地良い「波の音」で目を覚ましました。
テントのファスナーを開けて外に出てみると、この日も快晴です。

他のテントからも、一緒にキャンプ泊したメンバー達が次々と出て来て、思い思いの朝食を準備し始めます。
私も持参したハンドミルで、コーヒー豆を挽き、お隣にテントを張っていた2人の分を含む、3人分のコーヒーをゆっくり入れ、チーズがたっぷり入った小ぶりのパンを、朝食にしました。

今夜もキャンプ!

イベント2日目のこの日の夜も、場所を変えてキャンプを計画していた私でしたが、「移動が、めんどくさいから。」との理由で、今夜もここでキャンプする事を早々に決め、テントも張ったままの状態をキープして、イベント最終日へと突入です。

試乗会イベント2日目

朝9時位から、多くのお客様が、このイベントを目的に押し寄せて来ました。
これも、昨年までとは、全く違った光景です。
地元の方々に加え、遠くは関西方面から、バスツアーで来られた方々も多く、お昼過ぎ位までの間、会場はお祭りの様な賑わいでした。
倉敷と北広島の Tartaruga マエストロの方々や、今治に住む友人が家族で遊びに来てくれたり、地元ゆるキャラの「はっさくん」がブースに来てくれたりと、あっと言う間にイベントも終了の時間となりました。

今日もここでキャンプする事を決めていたので、会場の撤収を最後までお手伝いして、全てのイベントが無事終了となりました。

キャンプ2泊目

イベントが終了したこともあり、この日一緒にキャンプした関係者は、私も含めて3名でした。
居残った3人で、「取りあえず、お風呂に入ろう!」と言う事になり、近くの旅館に、日帰り入浴に行くと、「この日の、日帰り入浴は夜7時からです。」と告げられ、そこまで待てない我々は、車で隣の大三島まで行き、砂ボコリと汗まみれの身体を、リフレッシュしました。
その足で、夕飯の買い物をすませ、キャンプサイトに戻った時には、残念ながら綺麗な夕日は、沈んだ後でした。

釣り!

「釣〜リング」の装備も、しっかり持参していた私は、既にテントも、寝袋も準備が整い、それ程空腹でもなかったこともあり、近くの堤防で、一時間程、釣りをする事にしました。
初日同様、この日も小潮で干潮の時間帯だった事もあり、なかなか釣れません。
終了間際に、小ぶりのメバルが1匹釣れただけでした。
釣れたメバルは、煮て食べる事も考えましたが、食材はたっぷりあるし、何よりこれからサバクのが面倒なため、リリースしました。

釣りを切り上げ、キャンプサイトに戻ると、既に焚火台には火が入り、宴の準備がすっかり整っています。
この日も夜遅くまで、色々な話題での会話は、尽きることがありませんでした。

高速船

翌朝も波の音で気持ちよく目覚め、朝食を取ると、皆撤収を始めました。
天気も良く、サイトも芝地でよく整備されている為、撤収はとてもスムーズでした。
車で出発する、他の2人を見送り、私も荷物を積み込みました。

この日の予定を、全く立てていなかった私は、夕方3時過ぎの広島空港発の便に乗れれば良かったので、それから色々とプランを練りました。
地元の人の話によると、近くの瀬戸田港から、三原行きの高速艇が出ているとの事で、これに乗って三原へショートカットする事にしました。

スマホで調べると、瀬戸田には港が二つあり、サンセットビーチからは遠い方の港「沢」から、15分後に次の船が出ると事を知り、ギリギリ間に合うかもと、全力でペダルを漕ぎ、何とか港に到着した時には、丁度船が桟橋を離れるとところでした・・・

ガックリとうなだれ、チケット売り場で話を聞くと、今出た船は、三原の手前までしか行かず、30分後に出る高速船が、三原駅前まで行く事を知ります。
しかも、その高速船は、手前の瀬戸田港から出て、沢にも停まるとのことでした。

やってきた高速船は、使い込まれ年季の入った船でした。
いかにも地元に根ざした感のあるその船体には、好感が持てます。
見かけは、そんな船ですが、港を後にすると結構なスピードで爆走します。
さすがに、高速船の名前は、伊達じゃない。

三原で昼飲み

三原へは、25分程で到着しました。
来た時の時間を考えると、大変なショートカットが、できた事になります。
ただ、広島空港行きの次のバスの時間を調べると、2時間近くありました。

三原からは、車両を畳んでバスに乗り、広島空港へ向かうだけです。
お昼時でもあったので、バスの時間まで、近くの食堂にでも入って、昼飲みをする事にしました。
駅周辺を散策すると、昭和感満載の中華食堂を発見、迷わずこの店へと入りました。
飛び込みで入った「神田屋」の店内は、外観から想像した通り、昭和レトロ感に満ち溢れていました。

取り敢えず、生ビールと焼き餃子を注文すると、凍ったジョッキにたっぷりと注がれた、キンキンに冷えた生ビールが運ばれてきたので、半分程を一気に、喉の奥に流し込みました。
「くふ〜〜!」これは、たまらん。
餃子が出てくる間に、昼ごはんを物色して、カウンターに並んだ、色々な料理から一品を選んで作る「昼定食」650円を注文。
一品は「イワシの煮魚」にしました。
焼き餃子に続き、昼定食も出てきて、味のよく染みたイワシの美味いこと!
生ビールは、あっという間に飲み干してしまいました。
ここまで、20分位しか経っていません。
「ペースを考えねば・・・」と言う事で、瓶ビールに切り替え、そこからはチビチビといただきました。
三原、侮れじ!

こうして今回も、しまなみ海道(?)を満喫して、羽田への帰路につきました。
「Tartaruga Type SPORT で行く楽々輪行」、メッチャ楽しいですよ!