好吃 -台湾ローカルフード-
前回のブログでも書きましたが、今年の3月初旬から
4月中旬まで、「TAIPEI CYCLE」参加と Pacific 社での業務の為、台湾へ行ってきました。
2000年の初訪台依頼、弊社製品の生産立ち合いや打合せ、デザイン設計業務などの為、毎年台湾に通っていて、ここ数年は、年間延べ2~3ヶ月程滞在しています。
台湾に行き始めた2000年初頭は、現地の商社社長さん達から、「有名高級レストラン」での接待も受けたりもしましたが、訪台が当たり前になると、元来「ローカルB級グルメ」大好きな私と、台湾のローカルフードとの相性は抜群で、今では現地の友人達にもその事が浸透したのか、「先日行ったお店が、モロ吉松さんの好きそうな店だったから、今度是非一緒に行きましょう!」と誘われる程になっています。
今回は、そんな私のお気に入り「台湾ローカルフード」を、紹介したいと思います。
新屋(シンウー)
台湾滞在中は、基本毎日 Pacific 社にあるオフィスに通勤しているのですが、社屋が海岸近くの工業地帯にあるため、周りに宿はありません。
以前は、車で45分ほどの「中壢(ジョンリー)」という、大きな街に宿を取っていましたが、通勤にかける時間がもったいないため(滞在中は、それほど忙しいのです・・・)、ここ数年は、車で10分ほどの「新屋」という小さな町の町外れにある宿を、定宿としています。
メインストリートが800mほどの小さな町ですが、お気に入りのローカル食堂が数軒あり、日々ローテンションして食べています。
「南北合麵食館」
一番のお気に入りは、新屋のメインストリート沿いにある「南北合麵食館」という、刀削麵が有名なお店です。
「酸辣湯餃」
何を食べても美味しい、こちらの一番のおすすめ料理は、酸辣湯(サンラータン、お酢の効いた五目スープ)に水餃子が8粒入った「酸辣湯餃」です。
お酢の効いた「酸辣湯」に、さらに黒酢をたっぷり入れて白胡椒を振り、更に別椀に黒酢とラー油を垂らしたタレを用意して、このタレに水餃子をたっぷり吸わせながらいただきます。
滞在中は、ほぼ2日おきにこちらをいただいています。
その日の空腹具合で、「牛肉餡餅」(牛ひき肉とネギが入った焼餅)をプラス。
パリパリに焼かれた皮に齧り付くと、中から肉汁がドバっと溢れる(溢れ出た肉汁は、最後に酸辣湯に全部ぶち込んで、残さずいただきます!)こちらも、なんとも言えないシンプルな美味しさです。
「魯肉飯」 +「酸辣湯」
台湾ローカルフードの鉄板中の鉄板ともいえる、「魯肉飯」(ルーローハン)との組み合わせも、たまりません。
豚そぼろ肉を甘辛く煮込んだタレを、白飯にかけただけの「魯肉飯」も、お店ごとに味が大きく異なるので、色々なお店で、大好きな「酸辣湯」との組合せをいただいていますが、とにかく「酸辣湯」が美味しいこちらでは、この組合せもお勧めです。
「蕃茄麵」(トマト麺) +「酸辣湯」
ザク切のトマトがゴロゴロ入った、あっさり味のこちらの汁麺もおすすめ。
最後の一滴まで飲み干したくなる、ちょっと酸味の効いたクセになるスープと、刀削麺、白麺、黄麺、板條、冬粉、米粉から選べる各麺との組み合わせが特徴です。
この日は、刀削麺をセレクト。
合わせて、やっぱり食べたい「酸辣湯」の小碗も注文すると、店員さんに「トマト麺は、汁麺ですよ?」と念を押されましたが、「わかってるよ! でも両方食べたいの‼」とオーダー。
全て美味しくいただきました!
今では、私の入店時に、「酸辣湯」が売り切れていると、この店員さんにオーダー票を渡される際に、「今日は「酸辣湯」はありませんよ。」と、告げられようになりました。
「新屋璟源小吃」
次のおすすめは、メインストリートから1本路地を入ったところにある「新屋璟源小吃」です。
こちらは、朝3時からお昼過ぎまでしか開いていない為、休日のお昼にしか行けないので、土日のどちらかのランチは、こちらに伺っています。
「餛飩麺」(ワンタン麺)
8種類の麺から選べる湯麵(汁麺)と、乾麺(汁なし麺)がメインメニューのこちらでは、麺が全く見えない程、たっぷりの海苔が入った「意麺」の「餛飩麺」(汁麺)をいつも食べています。
独特の麺の触感と、スープのお味もさることながら、大ぶりで食べ応え満タンのワンタンの入ったこちらをランチでいただくと、夕飯は食べられない程、満腹になります。
「紅油抄手」
もう一つのおすすめは、「紅油抄手」という、ワンタンにピリ辛のラー油ダレを掛けた料理で、これと8種類の麺を組み合わせた「紅油抄手麺」(汁なし麺)も格別!
途中で、黒酢を掛けて味変も楽しめます。
「滷味」
更にもう一つ、「滷味」(ルーウェイ)という、台湾の多くのローカル食堂で食べられる、下茹でされたお肉や、内臓、各種豆腐や卵、昆布などを店頭で選び、ザク切にしてさっと熱湯にくぐらせ、刻みショウガと甘辛いタレを掛けていただく料理があるのですが、この店の「滷味」も絶品です!
「台15牛肉麵」
こちらのお店は、宿ではなく、Pacific 社の近くにある、ローカル食堂です。
Pacific 社では、ランチは社員食堂で食べているのですが、休日出勤した際や、夜遅くまでの残業が確定の日の夕飯などで、よく使うお店です。
通称「角のヌードル店」と呼んでいるこちらのお店は、Pacific 社から徒歩圏内の為、この記事を書くためにGoogle MAPで調べるまで、正式な店名を知りませんでした。
「牛肉麺」(ニューローメン)
麺もお店で打っているこちらのおすすめは、「牛肉麺」です。
「牛肉麺」は、牛肉ベースのコクのあるちょっと辛めのスープに麺が浮かび、その上に煮込まれた牛肉のブロックが数個、ゴロゴロと乗った、台湾ローカルフードを代表する一品で、お店ごとに味もおおきく異なります。
台北市内も含めて、色々なお店で「牛肉麺」を食べてきましたが、ここの「牛肉麺」が、私にはナンバー1です。
店内に用意された、高菜の漬物を加えると、塩味が増して更においしくなります!
「中壢」(ジョンリー)
前出の「中壢」にも、滞在中に買い物などで時々出かけます。
「中壢羊肉羹」
そんな時に、必ずと言って立寄るのが、「中壢羊肉羹」という、ローカル食堂です。
「羊肉羹」+「肉燥乾麺」(汁なし麺)
店名にもある通り、羊肉を使った料理が特徴で、こちらの「羊肉羹」という羊肉の独特のコクのあるとろみスープと、「肉燥乾麺」(汁なし麺)の組み合わせが鉄板で、これに煮卵や揚豆腐をトッピングしていただきます。
「もはや、新種のパスタじゃない!」と言いたくなる、そぼろ肉の乗った「肉燥乾麺」のお味は、ここでしかいただけません。
「正一牛排」
こちらは、「中壢」の観光夜市の近くにあるステーキハウスです。
「牛排」(黒胡椒ソース)
こちらのおすすめは、熱々の鉄板に、炒めた焼きそばが乗り、その上に「ナイトマーケットスタイル」と呼ばれる、大判でちょっと薄めのステーキがドンと乗っているのですが、とろみのある黒胡椒ソースと、お肉の味とのマッチングが抜群です。
「台北」
言わずと知れた、台湾の首都「台北」には、無数に美味しいローカル食堂があります。
「南港 北大荒水餃店」
そんな中から、今回ピックアップするのは、久しぶりの「TAIPEI CYCLE」で訪れた「南港エキシビションセンター」の近くにある、「南港 北大荒水餃店」です。
「TAIPEI CYCLE」期間中のランチは、展示会会場「南港エキシビションセンター」内でも、食事はできますが、他の国の展示会会場同様、「高いだけで美味しくない」為、いつも徒歩圏内のローカル食堂に、食べに行っています。
3年ぶりに開催された今年の「TAIPEI CYCLE」では、大好きな「南港 北大荒水餃店」に3年ぶりに行ける事も、大きな楽しみでした。
「水餃」(水餃子)+「咖哩麺」+「滷味」
こちらのおすすめは、何といっても「水餃」です。
モチモチの皮に、粗挽きの肉の詰まった大ぶりな水餃子は、食べごたえは勿論の事、広がる肉汁のうまさは格別です!
もう一点のおすすめは、「咖哩麺」(汁なし麺)。
湯切りした麺に、少量のカレーソース、千切りの玉ねぎと人参、軽く茹でた豚肉が乗っていて、これを混ぜていただきます。
下味の付いていない茹で肉に、カレーソースが絡まり、えも言えぬ美味しさです。
そしてもう一つ。
こちらの「滷味」(ルーウェイ)も絶品です。
特に、ゆでた「大根」のうまいこと!
ただ、とてもボリューミーなので、それなりの人数で行ったときだけ、オーダーしています。
番外
今回の滞在中に、台北で気になる店を発見しました。
びっくりです!
日本料理店なので、なんともなのですが、次回、機会があったら、入ってみたいと思います・・・
この記事書いていたら、猛烈にお腹が減ってきてしまいました・・・
日本からも近い「台湾」、ローカルフードを食べるだけが目的でも、行く価値十分ですよ!
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