Type F専用リンコウバッグ

Type F専用リンコウバッグ

乗った人だけにしか分からない、

「えも言えないお気楽な超新感覚」が最大の特徴の Tartaruga Type FOLDING ですが、その活用領域を大幅に広げるべく、2002年に発売を開始した、「Type F専用リンコウバッグ」のお話です。
タルタルーガ自転車ステイン

Tartaruga Type FOLDING で、通勤をお考えの方のマストアイテムともいえる、この「Type F専用リンコウバッグ」は、Tartaruga 初の「専用オプションパーツ」でもあり、その後、弊社が手掛けた数多くの「専用オプションパーツ」のマイルストーンとなりました。

3つの仕様形態

「Type F専用リンコウバッグ」は、折り畳んだ車両本体を収納する「フレーム用バッグ」、車両を折り畳む際に抜き取る、シート一式を収納する「シート用バッグ」、肩紐として使用する「キャリングベルト」、これら3点を収納する「アウターケース」の計4点で構成されています。

キャリーモード

通常の輪行バッグとしての使用方法で、「フレーム用バッグ」に、折畳んだ車両本体を入れます。
折畳みの際に外したシートは、シート用バッグに入れて、そのままショルダーバッグとして持ち運ぶ事も、「フレーム用バッグ」に収納する事もできます。
キャリングベルトは、フレーム用バッグに開いている穴を通して、車両本体のフレームに装着して使用します。

ムーブモード

Tartaruga Type FOLDING は、本体フレームを折畳んだ状態で、ハンドルバーを押して自由に移動することが可能です。

この特徴を利用して、リンコウバッグに収納した状態で、移動するのがムーブモードです。
リンコウバッグ底面のファスナーを開けて、左右に巻き上げ、リンコウバッグに内臓されたベルクロテープで固定します。
発売からかなりの時間が経過して、世の中の情勢が大きく変わったため、駅構内等でのこの様な使い方は、原則禁止となりましたが、ちょっとした移動を、車両をリンコウバッグに入れた状態で可能とするこの形態は、今でも重宝します。
また、、移動の際に、リンコウバッグ内部とタイヤが、常に接触しますので、長距離の移動には使用できませんので、ご注意ください。

ライドモード

「アウターケース」に、全てのパーツを収納すると、コンパクトなクッション状に収まります。
走行時には、「アウターケース」のベルクロを使い、Type FOLDING のシートバックサポートに装着して走行する事が可能です。

使わない時の収納「ライドモード」

私の本意ではありませんが、Type FOLDING は、カテゴライズするとリカンベントに区分されるケースが多い訳ですが、折り畳めるリカンベント自体、あまり多く存在しません。
2001年時点では、ほぼ皆無だったかと思います。(他の製品に関して、全く気にしていなかったので・・・)
折り畳める車両だからこそ、「専用リンコウバッグ」が必要になったわけですが、「使わない時」、つまり車両として走行するときに、その「専用リンコウバッグ」をどうするのかが、大きなポイントでした。

今でも多くの「輪行バッグ」が、手もちのバックパック等に収納しておいて、輪行時のみ取り出して使用するスタイルが一般的なようですが、そうはしたくありませんでした。

「走行時は、車両に装着できる。」という「ライドモード」スタイルが、ここから生まれました。
この基本スタイルは、その後の弊社製品用専用リンコウバッグ全てに継承されています。

更に、「Type F専用リンコウバッグ」には、走行時に車両に装着することで、Type FOLDING 最大の特徴で、最大のアドバンテージともいえる「背もたれ」を、拡張する効果も加わります。
小型のパッド形態となる、「アウターケース」に収納したリンコウバックを、車両の「背もたれ」直下に装着することで、実質的に「背もたれ」が拡張されるだけで無く、程よい硬さが、より確実に背骨を支え、より効率的なペダリングをサポートしてくれます。

残念ながら、その後の弊社製品用専用リンコウバッグに、この欲張りな仕様は盛り込めていません。
それくらいよくできている、「Type F専用リンコウバッグ」ですので、Tartaruga Type FOLDING ご購入の際は、是非ご一緒に入手して、ご活用ください。