カメラのはなし その1

カメラのはなし その1

弊社のホームページや、広告等に使用している画像は

全て私が自分で撮影しています。
今回は、趣味のカメラについてのお話です。

私は、高校卒業後、東京都杉並区にある、阿佐ヶ谷美術専門学校へ進学しました。
当時の専門学校としては珍しい(今でもかな?)、3年制の専門学校で、1年時には全員が「基礎デザインコース」と称する、デッサン、絵画、立体デザイン、写真の授業を、入れ替わりのカリキュラムで受講し、二年生進級時にプロダクトデザイン、インテリアデザイン、グラフィックデザインの各コースを選択し、より専門的な授業を受けるシステムでした。

Canon AE-1

元々、プロダクトデザイン(工業デザイン)専攻を目指していた私は、カメラや写真には、それ程興味はなかったのですが、阿佐ヶ谷美術専門学校への進学時に、写真の授業用に、一眼レフを購入する必要があり、しょうがなく購入したのが、Canon AE-1 でした。
全く予備知識の無かった私には、写真の授業は、ある意味新鮮で、私の写真に関する知識は殆どこのカメラで習得しました。
Canon AE-1は、勿論アナログのフィルムカメラで、オートフォーカスなどの機能も無く、授業の内容としては、講師からテーマを与えられ、カメラを首から下げて街中へ出て、白黒用フィルムを使用して撮影、学校へ戻って「暗室」でのフィルムの現像、引伸機を使い印画紙への焼き付け、焼き付けた印画紙の現像、定着、洗浄、乾燥までを自分たちで行いました。

暗室での作業の中でも、特に焼き付けた印画紙の現像作業が好きでした。
焼き付けを行った白い印画紙を、現像液の入ったトレーに浸してしばらくすると、ボワ~と画像が浮かび上がる瞬間が特に好きで、よりくっきり現像させたいところを、作業に使用するピンセットでシャバシャバとこすると、そこだけ現像が進み、よりくっきりと画像が出てきました。

購入したカメラ遍歴

カメラ今まで、私が購入したカメラを、一覧化すると以下の様になります。

Canon AE-1
Canon IXY
Canon EOS 55(視線入力という、画期的なピント合わせシステムに魅かれて購入)

(ここまでは、フィルムカメラになります。)

SONY Cyber Shot V1(初のデジタルカメラ)
Canon IXY digital 25is
Nikon D80(初のデジタル一眼)
Nikon D90(キットレンズ以外に、単焦点レンズを初購入)
NEX-5N(初のミラーレス一眼)
SONY Cyber shot WX5(初のフルHDムービーも撮れるコンパクトカメラ)
SONY Cyber shot HX9V
Nikon D5200
Nikon D750(初のフルサイズデジタル一眼)
Canon G7X mk2

新しいカメラに買い替える際に、古い機種を下取りに出す事が多いので、今手元に残っているのは、Nikon D5200、Nikon D750、Canon G7X mk2 の3台だけになります。

写真を撮るということ

カメラ実際に写真を撮るときのノウハウに関しては、多くの本やインターネット上の情報が溢れているので、詳細はここでは割愛しますが、カメラは、デジタル、フィルム共通で、「シャッタースピード」、「絞り」、「ISO感度(フィルムやイメージセンサーが光をとらえる感度)」の三つの要素で、撮った写真の出来が基本的に決まります。
デジタルカメラの場合、ここにイメージセンサーのサイズ(フィルムの場合フィルムサイズ)が、更に大きく絡んできます。

デジタルコンパクトカメラでは、イメージセンサーが小さい分、比較的安くレンズが作れ、高倍率ズームなどの機能も盛り込めて、カメラ自体も小さくできますが、撮れる画像は若干明瞭度に掛けます。
フルサイズデジタル一眼と呼ばれる、フィルム時代に一般的だった、35㎜サイズのフィルムサイズのセンサーを使用したカメラは、イメージセンサーが大きくなる分、その全面をカバーできるだけの、光画像をもたらせるレンズが必要となり、その為に高額で重く、カメラサイズも大きくなります。
これらのバランスで、使用目的と欲しい画質のせめぎ合いを行う事になります。

つづく