「工場夜景」撮影

「工場夜景」撮影

プロダクトデザイナーを目指していた私が入学した

東京都杉並区にある、3年制の専門学校「阿佐ヶ谷美術専門学校」の1年生時に受けた、「写真の授業」をきっかけに、「写真」に興味を持つに至り、その後のカメラ遍歴は、以前このブログで話をした通りです。

卒業後は、単に趣味として、写真を楽しんでいましたが、弊社製品開発、発売後は、色々な意味で、その世界が広がりました。
弊社製品と、カメラとの親密性については、「Tartaruga とカメラのある生活」というスペシャルコンテンツを、弊社ホームページ上に2013年9月に設け、その活用術についてお伝えしています。

撮影を目的に!

タルタルーガ自転車タイプS専用フロントキャリアー写真を趣味にされている方には、写真を撮影に行くことを目的に、弊社製品をご活用いただければ、そのメリットを容易にご理解いただけると思います。
私自身、プライベートな趣味や、弊社ホームページ等で使用する画像の撮影を目的に、様々なところへ Tartaruga で出かけています。
今まで行って最も印象に残っているのが、上記「Tartaruga とカメラのある生活」公開直後の2013年9月に行った、川崎の「工場夜景」の撮影です。

川崎の工場夜景

タルタルーガ自転車工場夜景雑誌の関係で知り合いになった、カメラマンさんと話をするうちに、「工場夜景」という、撮影のカテゴリーがある事を知りました。
デジタルカメラを使うことで、アナログ(フィルム)時代とは比較にならない程簡単に、面白い写真が撮れるとの事で、とても興味をそそられた私は、後日そのカメラマンさんからお声をお掛けいただき、全国的にも「工場夜景」のスポットとして有名な、「川崎浮島町」への撮影会に参加する事になりました。
撮影ポイントの移動が伴い、カメラ機材や、なるべく安定感のある三脚を持参する必要がある為、リアキャリアーとフロントキャリアーを装着したType SPORT で行きました。

装備品の準備

タルタルーガ自転車工場夜景当時の私のメインカメラは、NIKON D5200 + SIGMA 17-70㎜F2.8-4 DC MACRO の組合せで、結構ガッチリした重めの三脚 SLIK ABLE 300 DX も、カタログ画像撮影用として、既に所有していました。
リモートレリーズ(シャッターリモコン)があると、カメラ本体に設定の無いような、長時間露光や、インターバルタイマーの設定もできとても便利で、何より、シャッターに触らずに撮影ができるため、撮影時の手ブレを防ぎ、シャープな写真の仕上りにも、貢献します。
私も、この撮影会用に、事前に購入しました。
メーカー純正品ではありませんが、必要にして十分な機能があり、2,000円弱位の価格で購入できます。

長時間露光と各種設定

タルタルーガ自転車工場夜景使用するカメラは、シャッタースピードや絞りのマニュアル設定が可能で、後からデジタル現像ソフトで「現像」を行うため、RAW撮影の出来るものがベストです。
「夜景」撮影は、長時間露光での撮影となるので、入門機のキットレンズでも、充分使えますが、レンズが1本しかない場合は、ズームできるものがいいです。
ISO感度は、出来るだけ撮影画像のノイズを抑えるため、100から400位がおすすめ。
シャッタースピードと絞りは、お互いの設定が影響し合うので、現場の状況に合わせて色々数値を変えて試してみるしかありませんが、この時はISO100、絞り(F値)8~20、シャッタースピード:20秒~30秒の組合せで撮影しました。
この「各種設定」に関しては、膨大な量の情報がインターネット上にありますので、ご自身で色々検索してみてください。

この撮影会前に、勉強のために拝読したページが、今も残っていたので、参考までにこちらにリンクを張らせていただきます。

自転車用ライトを活用

タルタルーガ自転車工場夜景タルタルーガ自転車工場夜景この撮影会に参加して、カメラマンさんから色々な手ほどきを受けたのですが、中でも目からウロコだったのが、夜間走行中に使用している「自転車用ライト」を、撮影時に「スポットライト」として使用する「技」でした。
この技法は、私自身その後様々な撮影シーンで活用しています。

デジタル現像

タルタルーガ自転車工場夜景
撮影時のオリジナル画像
タルタルーガ自転車工場夜景
デジタル現像後の画像
撮影後、撮影した画像を自宅で確認すると、自分でも驚くような写真が、数多く撮影できていました。
全ての画像は、「JPEG」と「RAW」の両方のファイル形式で撮影を行っていたので、気に入った幾つかの画像を、長年愛用している「Lightroom」というデジタル現像ソフトで、「露光量」などのスライダーをいじると、さらに驚く様な画像が浮かび上がり、興奮するほどの喜びの瞬間が味わえます。

撮影の際は、くれぐれも私有地や、立ち入り禁止エリアへの侵入等にならないよう、また、夜間の行動となりますので、安全にも十分に気をつけた上で、「工場夜景」撮影に挑戦してみてはいかがでしょうか。