「しまなみ海道」 満喫の旅 番外編 「鞆の浦」

「しまなみ海道」 満喫の旅 番外編 「鞆の浦」

最初のイベントを土日で終え、月曜日から始まった

今回のしまなみ海道満喫の旅ですが、各島々を巡り、今治に到着したのは4日後の木曜日でした。
古関さんの御自宅に泊めていただき、翌金曜日の朝、今治から尾道までは、「しまなみサイクルエクスプレス」という、自転車を積み込める高速バスを利用して、一気に移動します。

週末に試乗会を行う、FARMさんのある岡山県倉敷市には、土曜日の朝到着すれば良い訳なので、金曜日丸1日が、終日フリーとして空きました。
そこで金曜の夜は、尾道・倉敷間の、ちょうど中間点に当たる福山で一泊して、福山駅から自走で行ける、「鞆の浦」に行ってみる事にしました。
「鞆の浦」に行ってみたかったのは、宮崎 駿監督の「崖の上のポニョ」が、ここを舞台に、構想を練られたと聞いていたからでした。

ローカル線に乗って

タルタルーガ自転車輪行鞆の浦タルタルーガ自転車輪行鞆の浦尾道駅から福山駅までは、山陽本線のローカル線で輪行して、25分ほどで到着します。
ちょうどお昼時になったので、駅の近くの定食屋さんに入り、「アジの南蛮漬け定食」をいただき、先ずは腹ごしらえをして、エネルギーを充分に補充したところで、早速自走を開始しました。

しばらく街中の風景が続き、やがて大きな川に出ました。
川沿いを暫く走って、橋が近づいて来た辺りから、景色は住宅街へと変わり、更に草木の景色へと変わって行きます。
なだらかな登りを超えて、ゆっくりと下って行くと、海岸線へとぶつかり、そのまま、右へ曲がり南下すると、緩やかなカーブのつづく、海沿いの道が続きます。

遠浅の海岸線

タルタルーガ自転車輪行鞆の浦暫く海岸沿いの道を進むと、やがて遠浅の干潟の様な、綺麗な海岸が広がっていました。
初めてみる、その光景に、思わずペダルを止めて、何枚か写真を撮りました。

そんな海岸線沿いの道が暫く続き、そのうち工場街の様な景色へと変わります。
海を見ながら、走りたかった私は、工場街の中へ入って行き、海岸線まで出て見ましたが、所々岸壁の様に整備された海岸線に、真っ直ぐ並走する道は無く、仕方なく元の大きい通りに戻り、鞆の浦を目指しました。

鞆の浦

タルタルーガ自転車輪行鞆の浦福山駅から、14キロ程走って到着した鞆の浦は、見覚えのある景色でした。
ちょうどその2ヶ月程前に放送が終了した、「流星ワゴン」と言うTVドラマの舞台でした。
気に入って、欠かさず見ていたそのドラマの、キーとも言える、主人公が育った実家の風景が、そのまま眼前に広がっていたのです。
タルタルーガ自転車輪行鞆の浦前知識を持っていなかったため、その分、「あ!チュウさんの家だ!」的な、強烈なインパクトを受けました。
ミーハー気分全開で、チュウさんの自宅兼会社前に愛車を置いて、写真も撮りました。

鞆の浦の港から、ちょっと路地へ入り込むと、そこには、古い街並みが今も残り、どこかしら、懐かしい雰囲気が漂っています。
そんな街を散策してみましたが、「ポニョ」の世界を彷彿させる景色には、あいにく出会えませんでした。
流星ワゴンのインパクトが、強すぎたのかも知れません。

福山泊、そして倉敷へ

タルタルーガ自転車輪行鞆の浦鞆の浦の散策を終え、福山へと戻り、今日の宿のビジネスホテルにチェックイン後、ホテルの周りを散策してみました。
旨そうな蕎麦屋を見つけたので、その日の夕飯は、タコ天付きの蕎麦定食をいただきました。

翌朝、再度山陽本線のローカル線に乗り、倉敷へと入り、FARMさん店頭で土日試乗会を行いました。
翌、月曜日の午後、岡山空港発の便で、羽田空港へ飛行機輪行して、羽田空港から自宅までは、自走しました。

タルタルーガ自転車輪行鞆の浦これで、10泊11日に及んだ、今回のしまなみ海道満喫の旅は、全ての工程を終え、無事自宅へと戻ってきました。
11日間で走った総走行距離は、430キロを超えていて、文字通り「しまなみ海道」を満喫してきました。

ただ、以前も書いた通り、日焼けに関して、全く何のケアーも行っていなかった為、羽田に着いた時には、既に両腕がとんでも無い状態になっていました。
翌々日から、台湾出張が入っていた為、帰宅後すぐに近所の皮膚科に行ったところ、「あんた、これはもう火傷だよ・・・」と、あきれられてしまいました。

タルタルーガ自転車輪行鞆の浦白いクリーム状の薬をベットリとぬられ、包帯でグルグル巻きにされてしまいます。
しかし、そのおかげで、3日後には綺麗に治っていました。
皆さんも、長距離のツーリング時には、くれぐれも日焼け対策は、怠らないように気をつけてください!