北海道キャンプ釣~リング2021(後編)

北海道キャンプ釣~リング2021(後編)

北海道「キャンプ釣~リング」の続きです。

いろいろと起きましたが、何とか受付終了前にキャンプ場に到着したところまでを、前回お話ししましたが、到着した夕暮れ間近の「朱鞠内湖キャンプ場」は、本当にすばらしいロケーションでした。

「朱鞠内湖畔キャンプ場」

タルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リング「朱鞠内湖」は、1943年に完成した「雨竜第一ダム」により生じた巨大な人造湖ですが、その景観は人造湖であることを全く感じさせない、まるでカナダの湖を彷彿させる湖で、その湖畔に位置するのが「朱鞠内湖畔キャンプ場」です。

2018年に、初めての北海道キャンプを計画した際に、色々とネット上の情報を調べる中で、とても参考にさせていただいた、北海道在住の方が、北海道のキャンプ場を紹介している個人ホームページで一押しされていて、その存在を知り、自分の Google Map 上に、行きたい場所の一つとて「マーク保存」していた為、今回行先として話が出た際に、直ぐに飛びつきました。

広大な湖畔の一角に、第一から第三までのキャンプ場があり、それぞれで異なる景観を持ちます。
今回は、最も開放的な第一キャンプ場を選択しました。
我々以外に、6組程がすでにテントを張っていましたが、サイトが広く、開放感があることもあり、ほとんど気になりません。

先行して到着した私と安田さんで、焚き火台を置いて皆で囲う場所をまず決め、その周りに十分な余裕をとって、各々のテントを張る場所を決め、各自テントを設置。
寝袋やエアーマット等、テント内の準備まで終えてから、安田さんが持参された超軽量のタープを張り、その横の焚き火台を囲う様に、それぞれの椅子を置きとりあえずの準備をおえました。
自転車でのツーリングキャンプで、タープを使うのは初めてでしたが、ポールがとにかく軽量でびっくりしました。
今回は、雨の心配はありませんが、夜露をしのげるので重宝しました。

焚き火まつり

各自夕飯の準備をしていると、日もすっかり暮れたころ、白井さんも到着しました。
初めて会うお二人の、簡単な紹介を終え、白井さんも慣れた手つきでテント等の準備をすませて、夕飯の準備を終えると、焚き火台を囲んで、初日の宴が始まりました。
薪への着火は、「文化焚き付け」を利用して手際よくすませ、メラメラともえる炎を愛でながら、各自の調理をすすめ、できた順に披露してゆきます。
タルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リングタルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リングタルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リングタルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リング最初に披露されたのは、安田さんが持参した、秀岳荘で販売されているという、登山食用の「タコと昆布のアヒージョ」でした。
さっと茹でた、ブロッコリーを加えて、色味が更に映えるこの一品は、単に温めだけとは思えない程本格的な味でした!
その後も、ジンギスカン、トマト丸ごとホイル焼きなど、お二人の提供する美味しい料理がつづきます。
私はというと、最近自宅でも愛用している「ホットサンドメーカー」で、椎茸やシメジなどを焼き、醬油でさっと味付けしただけの、超シンプルなメニューのオンパレードでした。

タルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リングタルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リング初対面とは思えない程、お二人が打ち解けている様子が、とてもハッピーで、おなかが満たされた後は、焚き火を囲い、いろいろな話題が夜中までつづきました。
おかしかったのは、三人とも「マイ火吹き棒」を持参していて、それぞれの座る三方向から「火吹き」をするので、薪は常に全力で燃えていました。

朝の釣り

タルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リング放射冷却の影響で、その日の夜は相当冷え込みました。
夜中に寒さで一度目が覚め、脱いで寝たズボンをはき、上着も着て再度寝袋に潜り込むと、直ぐにまた眠りに落ちていました。

タルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リングタルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リングタルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リングタルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リングタルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リング再度目を覚ました時には、太陽はすっかり登っていました。
夜から明け方の冷え込みのせいで、私のテントのフライシートには、大きな水滴がびっしりついていました。
各自朝食を作り食べた後は、テント近くの湖畔から、三人で釣りです。
タルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リング「朱鞠内湖」での釣りは、細かい決まりごとがあり、シングルフック(釣り針は1本だけ)で、バーブレスフック(針の返しを潰したもの)でないと使用できません。
手もちのルアー(今回はスプーンを使います。)は、全て「返し」(一度刺さると、抜けにくくする針の構造)がついているタイプだったので、使うルアーを決めて、その返しを小型ペンチで潰して使用しました。

タルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リングその為、珍しく小型の「ウグイ」と「ヤマメ」を一匹ずつ釣り上げましたが、スマホで写真を撮る前に、暴れた魚は針からはずれ、湖の中へと帰っていきました・・・
本当に釣れたんですよ!

タルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リングタルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リングタルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リング2時間半ほど、午前中の釣りを楽しみ、テントサイトに戻り、ちょっと休憩した後は、ランチの時間です。
安田さんは「チャーハン」(朝、ハンゴウ炊飯していたのに、ご飯食べてないなと思っていたら、ランチ用に「冷や飯」を準備していたのでした!)、白井さんは、「北海道産アスパラのパスタ」を、私は、「焼き鳥缶(塩味)」と「レトルトカレー」を使った「チキンショートパスタ」を作り、皆でシェアーしていただきました。

食後は、コーヒーを入れて飲み、各自ゆっくりすることに。
湖畔の太陽の下、椅子に座って「何もしない。」贅沢な時間を過ごしました。
テント内のマットを出して、芝生のうえでの昼寝も、超気持ちよかったです。

午後の釣り

タルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リングひとしきり、のんびりと過ごした後は、湖畔を移動して、午後の釣りに出かけることに。
三台の Type SPORT に、それぞれ釣り道具を積み込み出動です!
少し離れたポイントまで走り、それぞれ竿を出しました。
「釣~リング」最高です!

タルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リングタルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リングタルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リングこのポイントでは、白井さんが25㎝程の「ウグイ」を釣り上げました。
針からはずれて湖に逃げないよう、急いで丘に上がってから撮影したのがこちらの画像です。
みんな、日が傾く頃まで、釣りましたが、午後の釣果はこの1匹だけでした。
にもかかわらず、たいへん満足のいく釣行となりました。

二日目のディナータイム

タルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リングタルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リング釣りから戻ると、ほどなく日も暮れ、二日目のディナータイムが始まります。
初日の宴で、「ファイヤースターター」(マグネシウムなどの金属でできた棒と、火打ち石の役割をする金属製のプレートを使って火を起こす道具)を持っているのに、「これを使って、火がついたことがない。」と話していた白井さんによる、焚き火への「着火式」から始まりました。
安田さんの指導のもと、私のボイスファンファーレが流れる中、見事「ファイヤースターター」から火花が飛び、焚き火に着火できました。

その後、安田さんは、豆腐とザーサイを使ったおつまみを、白井さんは、マンガネタだという「カルボナーラ」を、私はまたまた「ホットサンドメーカー」で、北海道産ジャガイモをやき、塩を振っただけのシンプル料理と、お蕎麦を振る舞い、最後は、銘柄ではなく、ボトルがペットボトルだったことが理由で選んだ「赤ワイン」のボトルを開け、オリーブオイルと塩をまぶしただけのバケットと、チーズをつまみに、焚き火を愛でながらの時間は、この日も夜遅くまで続いたのでした・・・

撤収

二日目の夜は、前日の様な極端な冷え込みも無く、快適に過ごせました。
朝目を覚まして、テントを出ると、フライシートには前日程ではありませんが、やはり水滴が。
ざっくり水滴を払って、タオルでふき取り、朝食の用意をしながら、太陽光で乾くのを待ち、朝食をとってからテントを畳み、パッキングを終えました。
この日は、13:50分「士別」発の列車で空港へ向かう必要があるため、10時にはキャンプ場を後にしました。

帰路

タルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リングタルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リングこのキャンプ場へ来る際は、とんでもないコースを取ってしまった為、相当なロスとなってしまったこともあり、ある程度時間に余裕を持たせたスケジュールを確保したうえで、帰りは Google Map の「自動車コース」を戻ります。
そのおかげで、時々登りはあるものの、基本くだり基調のコースは、全て「アスファルト路面」で、快適かつ順調に「士別駅」まで到着しました。
タルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リング電車の時間まで、1時間以上時間があります。
そこで、2日前にいったラーメン店「鷹の爪」さんの、別メニューが気になっていたこともあり、再度訪問することに。
前回、気になっていた「清瀧」という、期間限定の冷やしラーメンをいただくことができました!

タルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リングタルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リング駅へと戻り、折畳みを行い輪行の準備を整えてホームへ向かうと、予測に反して、1両だけの電車がホームに入ってきました。
前と後ろに分かれて乗り込みましたが、車両の後方に大きな荷物スペースがあったため、イージーフォールディングした3台の Type SPORT と、バッグ類をまとめておき、それぞれ離れた空いた席に腰かけました。

タルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リングタルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リング1両だけの電車は、まっすぐに伸びる線路の上を、コトコト進みます。
車窓からは、のどかな風景が続き、そんな風景を眺めていると、いつのまにか3人とも眠りについていました。
この電車で旭川まで行き、札幌行きへ乗り換え、札幌駅で安田さんに別れを告げ、私と白井さんはそのまま新千歳空港行きに乗り換え、17:30には新千歳空港行に到着。
新千歳空港行19:10発の飛行機で、羽田へと向かい、21時前には羽田に到着しました。

空港ビルを出て、各々 Type SPORT を組立て、羽田空港からは、自走で帰りましたが、道中「さっきまで北海道にいたのに、もう蒲田を走っているのですから、とても不思議な気持ちですね!」と、この3日間を振り返りながら、ペダルを漕いで、それぞれの自宅を目指したのでした。
同行した安田さんと白井さんのおかげで、今回も、本当に充実した「北海道キャンプ釣~リング」になりました!
Tartaruga Type SPORT をお持ちのみなさん、是非、試してみていください!

番外編

タルタルーガ自転車TypeSPORTキャンプ釣~リング今回の飛行機輪行には、行きも帰りも「スカイマーク」を利用しました。
たまたま、帰り便の座席が、チェックイン時に預けた荷物のカーゴスペース扉の真上だったようで、降機を待つ間に荷物が積み出されて、運搬車両に積み込まれる場面の一部始終を、見学することができました。
チェックイン時に、イージーフォールディングした車両を預ける際に、「運搬の都合上、横にする場合があるのですが、その際は、どちら側を上にすればよろしいですか?」と、ほぼどの国内線でも聞かれます。
イージーフォールディングした Type SPORT の場合、前輪を取り付けたサイドを、上に向けて運ぶことを、おすすめします。

作業は、とても丁寧で、「上」と書かれた表示の張られた方を上に、カーゴスペースからのコンベアを、ゆっくりと降りてきて、下で待っていた作業員の方が、運搬用のコンテナに積み込まれていました。