映画「茶の味」
- 2019.10.01
- タルタルーガ
- Type FOLDING, 映画
弊社の Tartaruga Type FOLDING が、映画に
登場した事が有ります。
今回は、その映画「茶の味」のお話です。
2004年秋の事です。
あるイベントの取材で、ライターの方からのインタビューを終えたタイミングでした。
「そういえば、先日「茶の味」という映画見たんですが、Tartaruga Type FOLDING が、めちゃくちゃ活躍していましたね。ああいうのは、映画監督とかから何かオファーがあったりするんですか?」と、唐突に質問をいただきました。
キョトンとする私の反応を見て、「もしかして、ご存知なかったんですか?」と問われ、「全く知りませんでした。その映画にそんなに映っているんですか?」と、逆に質問を返すと、「いや〜、もう主要キャストって言っていい位の露出具合でしたよ。」と聞き、「それは観るしかない!」と、なったわけです。
映画「茶の味」
最寄りの劇場を調べると、今では既に閉館となってしまった、渋谷のシネマライズで上映中との事で、平日の昼間に早速出掛けました。
ワクワクしながら、上映を待っていると、かなりシュールな画面と、ほのぼのした画面、ほんわかなナレーションの入り混じった、独特の雰囲気の映画でした。
始まってすぐに、高校生である主人公の通学用の自転車として、Tartaruga Type FOLDING が登場、初期型のグリーンで、プーリーから出る「カラカラ」という初期型特有の音を、小気味いい効果音に、その後も様々なシーンで、Tartaruga Type FOLDING が大活躍する映画に、一気に見入ってしまいました。
当時、多くのヒットCMを手がけていた、石井克人監督の、6本目の劇場作品となると本作について、このブログを書くために、改めてキャスト等を調べてみたところ、今をトキメクそうそうたるメンバーが、名を連ねていることに、本当に驚いてしまいます。
メール
興奮冷めやまぬ、その日の夜、当時存在した、「茶の味」オフィシャルウェブサイトから、「映画で使われた、Tartaruga のデザイナーです。映画を楽しく拝見した、何より自分も生み出し商品が、スクリーンに登場した事に興奮したし、感謝します。でも、なんで Tartaruga だったんですか?」と言った内容のメールを出しました。
数日後、この映画のプロデューサーの方から、ご丁寧に返信があり、メールへのお礼と、「頂戴したメールは監督に転送したします。また返答ありましたら、送付いたします。」とのことでした。
更に数日後、「茶の味石井監督からのメールを転送します。」と、監督からのメールが転送されてきました。
監督からのメール
監督からのメールにも、私からのメールへのお礼と、なぜ、タルタルーガだったのかという、私からの質問に対しての、詳細な回答が書かれていました。
そして、
「主人公の少年は、タルタルーガに乗せようとおもったのです。
いい感じでした。
とにかく、絵が面白くなる。
形がいい。
自転車乗ってるだけなのに、新鮮な絵が作れる。
彼は映画のサブキャラとしてもかなりいい仕事をしてくれました。
スタッフからも大人気でした。
日本中で、のんきな顔してあれに乗ってる若いやつが増えるといいなーと思います。
ありがとうございました。
ありがとうございました。」と結ばれていました。
私も、日本中で、のんきな顔して Tartaruga Type FOLDING に乗っている、若者が増えると、いい世の中になるだろうな~と、心から思います。
DVD
その半年後位に発売されたDVDも、通常盤では無く、デラックス版の「茶の味 グっとくるBOX」を購入しました。
当ブログを書くにあたり、改めてDVDで鑑賞し直しましたが、監督のメールにあった通り、この映画の持つ独特の雰囲気と、Tartaruga Type FOLDING の持つ、独特の雰囲気が、なかなかしっくり行っていて、今観ても十分に面白いいです。
機会がありましたら、是非、ご覧になってみてください。
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