Type SPORT の折り畳みは難しいのか？

小径車とは思えない、圧倒的な走行性能の高さと

乗り心地の良さ、積載性能の高さから、多くのお客様から、高いご支持をいただいている、弊社 Tartaruga Type SPORT ですが、一見、折り畳み自転車に見えない、そのデザインとも相まって、ネット上の一部で、「折り畳みが難しい」とのご意見があると伺いました。
ネット上の情報を、色々と調べてみると、弊社製品をお持ちでない方々が、その様な発信を多くされているようです。
果たして、本当にそうなのでしょうか？

生い立ち

以前にもお話しましたが、Tartaruga Type SPORT は、「小さく折畳める、ロードレーサーを作る」というコンセプトから生まれました。

その為、2005年の発売当初の折り畳み機能「フルフォールディング」に関しては、「いざという時に、小さくなれば良い。」と言うレベルで割り切る事で、あの走行性能を実現しています。
前後輪を外して、小さく畳める「フルフォールディング」は、とは言え、工具等は一切使うことなく、1分もあればバラバラにすることが可能です。
ただ、移動する為には、「専用輪行バッグ」への収納が必要で、収納後に内部でパーツ同士がぶつかり合って、キズ等付きにくくなる様な、合理的で、ジャストフィットな収納が可能ですが、10分位の時間を要します。

発売後、ご購入いただいた方々から寄せられたフィードバックで、「折り畳みが、もう少し簡単になりませんか？」という声に、お応えするべく、2011年6月には「イージーフォールディングアダプター」を発売して、「イージーフォールディング」が可能となりました。
「フルフォールディング」で、多くのビギナーの皆さんがてこずられた、「後輪を取り外す」こと無く、「ステム」と「前輪」だけを取り外して、「イージーフォールディングアダプター」に取り付けることで、簡単に折り畳め、そのまま移動もできるこの「イージーフォールディング」は、操作開始から、移動ができるようなるまで、慣れると数十秒しかかかりません。

また、パーツを取り外すこと無く折り畳みを行う、一般的な折り畳み自転車と異なり、小型自動車への収納の際など、収納スペースによって、取り外した前輪は、置き場所が分けられる、といったメリットもあります。

考察

2011年6月には「イージーフォールディング」が可能となり、一般的な折り畳み自転車と遜色のない、折り畳み性能を得た Tartaruga Type SPORT が、未だに「折り畳みが難しい」との、ご印象を持たれている事は、開発を行った本人としては、もちろん本意ではありません。
ただ、その原因の一つに、弊社が、オフィシャル YouTube チャンネルに公開している、Tartaruga Type SPORT の、折り畳み説明のビデオにあるのではないか、との思いにもいたりましたので、ここで改めて説明をしておきます。

弊社オフィシャルビデオ

弊社オフィシャル YouTube チャンネルでは、「フルフォールディング」、「イージーフォールディング」それぞれの手順を説明したビデオを公開しています。
それぞれ7分42秒、3分28秒の長さのこれらビデオの目的は、Tartaruga Type SPORT を使った輪行に出掛けられた先で、「折り畳み方が分からなくなってしまったお客様」に対して、出先で「スマホ」を使って折り畳み方法を確認していだく事や、ご購入いただいたお客様が、ご自宅で折り畳み方の練習を行われる際に、お役に立てることを前提に製作しています。
ビデオ画面の停止を多用することなく、折り畳み方法をご理解いただく為、できるだけきめ細かな操作説明を、「字幕」を多用しながら、ゆっくりと解説しているため、ビデオ自体の長さがどうしても長くなっています。

ご購入前に、このビデオを、通して御覧いただいた方が、「折り畳みが難しい」との印象を、持たれてしまうのかもしれません。

それぞれの折り畳み操作だけを「サクッと行った」別ビデオを、別途製作する必要があるなと思っていたところ、弊社製品を販売いただいている横浜にある「グリーンサイクルステーション」様が、「Tartaruga Type SPORT の折り畳みは難しいのか？」というタイトルのブログの中で、「フルフォールディング」と「イージーフォールディング」、それぞれの折り畳みを行ったビデオを、お店のホームページ上で公開されていました。

当ブログでの転載を、ご快諾いただきましたので、転載させていただきます。
是非、下記画像をクリックいただき、ムービーを御覧ください。