Tartaruga Type SPORT でキャンプに行こう! その1
「Tartaruga Type SPORT + キャンプツーリング」
の楽しさは、Tartaruga Type SPORT 発売当初から提案したい、楽しみ方のひとつでした。
昔からキャンプ的な遊びを好んだ私には、自転車のSUVを目指して開発したTartaruga Type SPORT と、キャンプを融合させた楽しさは、容易に想像ができたからです。
ただ、当時の「キャンプツーリング」は、装備面やキャンプ場の環境を含め、一般の方には、ちょっと敷居が高過ぎる部分があり、提案を躊躇していました。
しかし、それは極自然な流れから、具体化する事となります。
既に、Tartaruga Type SPORT で“釣り”に行く、「釣~リング」を提唱させていただいた弊社ですが、その釣りで釣果を狙うベストタイミングといえば、「朝間詰め」と呼ばれる、日出時刻の前後1時間ほどを狙う事になります。
季節や、場所にもよりますが、明け方4時から6時位には、釣り場に居なければならないという事です。
当然、前泊となるわけですが、そんな早くに出かけるのならば、ホテルや宿に泊まる必要が果たしてあるのか?
「いっそ、釣り場の近くでキャンプをすればいいじゃないか!」という、単純な発想から生まれたアイデアが、すでに弊社ホームページ上で提案している「Tartaruga でキャンプに行こう!」というコンテンツに繋がっていきます。
キャンプ履歴
何回かお話していますが、私の少年時代は、故郷鹿児島の山や川で過ごしていたわけで、結果的に、否応なく全てがアウトドアでの遊びでした。
小学校の中学年の夏休みに、自宅から車で1時間ほどの、海岸沿いの松林まで、まだ小さかった弟と家族4人で出掛けたのが、記憶に残る初めての本格的な「キャンプ」でした。
ゴワゴワで相当にかさばる黄色い「三角テント」を、父親が購入したのがきっかけでした。
家族での1泊2日のキャンプから戻ってからも、庭の隅に「三角テント」を張ってもらい、弟と近所の幼馴染の3人で、それを「基地」化して、色々な物を持ち込んで、夏休み中をその中で過ごしました。
その後は、地域の子供会の活動で、野営的なキャンプを何回か体験して、飯盒炊飯やお決まりのカレー作り、用を足した後は、石灰をまくだけの竪穴式トイレ作りなども経験します。
就職してからは、職場の気の合う仲間達と連れ立って、友人の車に各自寝袋と敷物、シングルバーナーのストーブ(コンロ)を積んで、御宿や大磯あたりの海岸で、酒盛りをしながら野宿を楽しみました。
マイカー購入をきっかけに、初の自分用「ドームテント」の購入を決め、色々なテントを物色して、自分の知っている「三角テント」からの進化具合に驚きつつ、最終的に価格と性能のバランスから、御茶ノ水にある山岳用品の専門店が作った、ショップオリジナルテント(スペック上4人用、実質2人用)を手に入れ、オートキャンプを楽しみました。
私のオートキャンプの装備は、あくまでシンプルで、以前から使っていた封筒型の寝袋と、シングルバーナーのEPI製ストーブ、ストーブと同じガスを使うランタン、折畳み式のディレクターチェアー位で、当時はやりのツーバナーなどの大袈裟な装備には、全く興味がなく、シンプルな装備で、野宿の延長的にオートキャンプを楽しんでいました。
キャンプ先での遊びの幅を広げるべく、マウンテンバイクを購入したり、先輩所有のファルトボートを借りて、釣りをしたりもしました。
その後、「オートキャンプブーム」が訪れ、お気に入りだったマイナーなキャンプ場にも、人が押し寄せてくるようになり、「駐車場でキャンプしている」ような状況が嫌になり、次第にオートキャンプに行かなくなっていました。
そして・・・
Tartaruga Type SPORT での、キャンプツーリングを思い立ち、改めて自分が所有していた装備を確かめると、シンプルだったとはいえ、オートキャンプ時代にそろえた装備は、やはり車での移動が前提だった為、かさばってしまうモノが殆どでした。
つづく
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