EUROBIKE 2024
今年も、EUROBIKE 2024 参加の為、ドイツに
行ってきました。
今回は、EUROBIKE 2024 のレポートを、お伝えいたします。
昨年、4年ぶりに行ったEUROBIKEでしたが、今年は、Pacific Cycles 社のブース出展も再開され、出展者としての参加となりました。
Pacific Cycles 社ブース
今回は、主にヨーロッパの客先との打合せをメインにした、急な出展の決定だった事もあり、従来の独自ブースでの出展ではなく、台湾グループエリア内の2コマを使った小ぢんまりとしたブースで、打合せスペースをメインに、打合せに使用する4車種のみの展示でした。
今年の傾向
今年のユーロバイクも、例年通りE-bikeと、カーゴバイクが主流と言う流れは変わりませんでした。
ただ、これまでのモーターユニットやバッテリーを小型化して、電動ぽく無いデザインを目指すと言うスタイルが少数派となり、「電動なのだから、デカく太くして多少重量があっても、良いじゃ無いか!」と言わんばかりの、マッチョ系デザインが多数派になって来た印象です。
それに伴い、フレーム素材にもアルミによるキャスティング製法が多用されていました。
また、もう一つのムーブメントとして、昨年感じた小径車と言うカテゴリーも、より根付いて来ている印象を受けました。
気になった車両など
Dynamic Drives Giessen INTELECTRA Cargo
今回のショーで、私が最も気になった車両が、こちらのカーゴと言うより、トラック的な車両です。
ライダーの乗車位置と、前輪ステアリングの方法など、中々に斬新な車両で、「SHOW DAILY」にも大きく取り上げられていました。
NINE09
インドのメーカーが開発した、組立て式の車両です。
キットとしてパッケージされていて、ユーザーはネジ留めしながら組み立て行きます。
ブースに居た担当者に、「完成後に走っていて、ノイズとか出ないの?」と質問してみましたが、「No problem!」とインド訛りの英語で即答でした。
pinion
私は気がつきませんでしたが、昨年それなりに注目を集めた、センターモータータイプの電動アシストユニットに、トランスミッション内蔵させたユニットを製造しているメーカーになります。
今年は、多くのブランドが、Pinionのユニットを搭載している商品が目立ちました。
実際乗った感じは、ギアノイズが結構大きいのと、ペダリングに若干の抵抗を感じました。
今後改良が進めば、大きなシェアを取って行くのでは無いでしょうか。
Voltaire
起業5年目という、フランス発このブランドは、全体的にシンプルでスッキリとしたデザインが特徴的で、カラーリングも含め、とても好感が持てました。
シートポスト内に、バッテリー内蔵した、ハブモータータイプの電動アシスト車です。
Bergamont
ヨーロッパ市場では、中堅大手のこちらのブランドが出展したカーゴバイクです。
現在のカーゴバイクのトレンド、スタイロフォームによるボディーを持つカーゴスペースには、スライド式の蓋が付いていて、荷物が見えなくなります。
ここまで必要か?と言う疑問もありますが、商品としては、良くできていました。
BULLS ORC
こちらも、ドイツの大手ブランドが出展していた車両で、ヘッドチューブ内にヘッドライトのユニットが内蔵されていて、ハンドル連動して、ライトが左右に動く様が、透明なカバー越しに見えます。
中々凝った造りでした。
i:SY
ブースデザインが秀逸だったこちらのブランドは、多くの小径車を出展していました。
オレンジ色のバックパックになるバッグや、サンバイザーなどを来場者に配布していて、私もバッグをいただきました。
D3O
こちらは、ダウンヒル等のライダーが身に着ける、プロテクターを展開している、イギリスブランドのブースです。
自社製品に使用しているポリマーで、来場者手の平を挟み、上からハンマーで叩いて、「衝撃を受けても、痛く無いでしょう?」と言う、シンプルながらとても説得力のあるプレゼンを常時行なっていました。
Tukas EV
こちらは、自転車とはあまり関連はないのですが、折り畳むと、シンプルな箱状になると言う、バッテリー内蔵型のペダルを漕ぐタイプの発電機です。
ペダルを漕いで蓄電して、その電力で部屋の中の家電を動かしましょうと言う事の様です。
TRENDLOUNGE
ドイツの雑誌主催の、イベントです。
どうしてもロードバイクにスポットの当たりがちな、ヨーロッパの自転車イベントにおいて、「ロードバイクだけが自転車じゃない。」という意味を込めて、エンドユーザー所有の自慢の車両を展示するコーナーで、ショー3日目の夜にはパーティーが開催されていました。
以上、EUROBIKE 2024のレポートでした!
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