霞ヶ浦・牛久の輪行旅
今回は、9月上旬に、弊社税理士の山田さんと行った
霞ヶ浦・牛久の輪行旅のお話です。
山田さんとは、2001年の弊社設立時以来のお付き合いで、Type FOLDING と、Type SPORT のオーナーでもあり、当ブログの「Tartaruga Type FOLDING で通勤」の回では、モデルもやっていただきました。
ここ数年は、年2~3回一緒に輪行ツーリングを楽しんでいます。
どこに行こうか?
税理士事務所のオーナーでもある山田さんは、年中忙しい為、輪行ツーリングには土日の二日間しか時間が取れません。
「京都に行きたい。」とリクエストをいただきましたが、京都二日間は、ちょっとせわしなく、短過ぎるため、「こちらで考えます。」と、ひねり出した行先が、「霞ヶ浦」でした。
「佐原駅」へ
二人とも「横須賀線」沿線に住んでいるので、それぞれの最寄り駅から、朝9時台の同じ「成田空港」行きに乗り、「成田駅」で「成田線」に乗り換え、「佐原駅」を目指しました。
降り立った「佐原駅」は、瓦ぶきのとても風情のある造りの駅舎で、正面口には、大きな暖簾(のれん)まで掛かっています。
駅前で車両を組立て、出発の準備を整え、記念撮影。
既に12時半を過ぎていたので、佐原駅周辺でランチをとも考えましたが、二人ともまだお腹が減っていなかったため、霞ヶ浦湖畔近くにある12キロ程先の「食べ処わたなべ」を目指すことにしました。
強烈な向い風
「佐原駅」に着いた時から、「今日は、風が強いな・・・」という感覚はあったのですが、いざ走り出してみると、それが、もろに進行方向から吹く、強烈な向い風だとわかりました。
「水郷大橋」を渡り、51号線を北へ向かってペダルを漕ぐのですが、漕いでも漕いでも時速5キロ位しかスピードが出ず、なかなか前へ進みません。
心折れそうになりながらも、悪戦苦闘の末、湖畔へとつながる側道335号線へと右折、正面からの向い風が、右斜め前方からの風に変わり、風の影響がほんの少しだけマシになり、「食べ処わたなべ」に到着、おすすめだという「ハンバーグ定食」をいただきました。
湖畔のサイクリングロードへ
昼食を終え、霞ヶ浦湖畔沿いを走れる湖岸道路へと入りました。
ここからは、「つくば霞ヶ浦りんりんロード」と呼ばれているサイクリングロードの、湖岸部分を土浦駅まで、反時計回りに走ります。
相変わらずの、右斜め前方からの風は吹き続けていましたが、ほぼフラットで綺麗に整備された道を、湖畔ののどかな景色を左にみながらのサイクリングは、快晴の天候も幸いしてとても気持ちが良かったです。
途中、小さな船着き場や、川魚やウナギの養殖池などもあり、景色も飽きません。
霞ヶ浦大橋の手前で、コーヒーブレイク
このまま、湖畔を走り続けることも考えましたが、最初の強烈な向い風で、時間と体力を消費してしまっていたので、霞ヶ浦に掛かる「霞ヶ浦大橋」を渡り、ショートカットすることに。
ちょうど橋の手前に、湖岸に降りられる小さなスペースを見つけたので、そこで小休止を取ることにしました。
パニアバックに入れて持参した、小型椅子を組立て、同じく持参した道具を取り出しコーヒー豆を挽き、二人分のコーヒーを点てました。
晴天の下、いただくコーヒーの味は格別です。(リラックスしすぎて、写真を撮るのを完全に忘れていました・・・)
二人でのんびりコーヒーを飲んでいると、白鳥が一羽、我々の近くまでやってきてくれました。
追い風に!
休憩を終え、走り始めると、直ぐに「霞ヶ浦大橋」に到着。
橋を渡り始めた途端に、「あれ?オレのType SPORT、電動アシスト車だっけ?」という位に、車両がビュンビュン加速していきました。
今まで抵抗でしかなかった強烈な風が、進行方向が変わったことで、追い風へと変わり、背中を強烈に押してくれます。
「これは快適だ~~!」と、思わず声が出てしまうほどでした。
レンコン畑
橋を渡り終え、対岸の湖岸コースにはいると、湖岸は「台風の時の港」の映像並みに、大きな波が立っていて、風の強さを物語っていました。
そこからも、追い風に押されながら、快適な走行が続きます。
気が付くと、コースを挟んで右手には、広大なレンコン畑が広がっています。
本当に地平線の彼方まで、見渡す限りレンコン畑のその規模に、二人とも圧倒されると同時に、「夏場に ‘蚊’ とか大量発生しないんですかね?」とか。「子供のころは、‘蚊に喰われる’ って言ってました? それとも ‘蚊に刺される’ って言ってました?」などと、実にしょうもない会話でゲラゲラ笑いながら、2台の Tartaruga は進んでいきます。
因みに、二人とも ‘蚊に喰われる’ と言っていた事が確認とれました。
やがて、日が暮れはじめ、時折止まっては写真など撮りながら進み、暗くなる前に今夜の宿に到着。
食事をとった後は、たまたま隣にあったカラオケ店に向かい、3年位ぶりのカラオケを二人で満喫しました!
湖北ホテル
今回宿泊した宿は、土浦駅から徒歩15分くらいのところにある、「湖北ホテル」です。
リニュアルされたばかりの綺麗なホテルで、お値段の割に朝夕の食事も評判が良く、夜は併設するレンタサイクル店で自転車を預かって保管までしてくれる、サイクリストにやさしい宿でした。
宿泊プランには、サイクリング中のトラブルに、出張対応してくれるプランもあります。
高野果樹園
翌日は、完全にノープランだった為、朝食をとりながら簡単なミーテングを行い、近くに点在する果樹園で梨を買ってから、牛久にある「牛久大仏」を見て帰ろうという話がまとまりました。
宿を出て、Google MAPで見つけた「高野果樹園」へと向かいます。
ちょうど開店時間に着いたのですが、既に15人ほどが並んでいました。
こちらの果樹園は、「梨狩り」はやっておらず、直売場のみなのですが、地元の人々が、自宅用、贈り物用に買いに来られるようです。
私も、1篭分の梨(大ぶりの梨が6個位入っていました。)を購入。
宿出発前に、片側をほぼ空にしてきたパニアバックに、袋に入った梨をごっそりと入れて持ち帰ります。
牛久大仏
宿の方へ戻る形で折り返し、湖岸のサイクリングロードへ再び入り、しばらくは湖沿いを快調に進みます。
昨日と異なり、薄曇りではありますが、気になるような風もありません。
「観光船の発着所」、「霞ヶ浦総合公園」、「霞ヶ浦平和記念公園」などを覗いた後は、湖岸のサイクリングロードを離れ、一路「牛久大仏」を目指します。
近づくにつれて、時折その後ろ姿が見える大仏は、遠くからでもその巨大さが想像できました。
到着して、初めて見上げたその姿は、「そそり立つ」という表現がぴったりの、巨大さです。
場内に流れるアナウンスで、「120メートル」という高さを知り、「なるほど、巨大なはずだ!」と納得でした。
「牛久駅」から輪行して帰路へ
大仏を後にして、「牛久駅」へ。
途中、お昼を食べて、13時半ごろには駅に到着したので、車両を畳んでそのまま14時前の電車で帰路につき、夕方には二人とも、それぞれの自宅に到着しました。
とても気軽に行けて、しっかり「旅感」も味わえた今回のコース。
おすすめですよ!
-
前の記事
桜谷軽便鉄道 2022.09.06
-
次の記事
北海道キャンプ釣~リング2022 秋 2022.11.25