Tartaruga Type FOLDING の乗り方
- 2018.08.28
- タルタルーガ
- Type FOLDING, 自転車
前回に引き続き、Tartaruga Type FOLDING
の乗り方に関する説明です。
Tartaruga Type FOLDING に実際にお乗りいただく際には、ポジション調整がとても重要ですので、前回お話ししました、各種調整ポイントを調整して、まずはご自身に合ったポジション調整を行います。
1.
ポジション調整の事前準備として、シフターを操作して2~3速の軽いギアにギアを入れ、右側のペダル(フロントチェーンリングの付いている方のペダル)を前方下、斜め45度位の位置にセットします。
この位置が、ペダルを漕いだ際に、もっともペダル位置が遠くなるポイントとなります。
2.
普通の椅子に、腰掛ける様に、背中を背もたれに着けて、深めに腰掛けます。
3.
手順1で位置を調整した、右側のペダルに足を乗せてみて、膝が少しだけ曲る位が、理想的なポジションです。
このポジション調整が、とても重要です。
この時に、足が届かなかったり、窮屈な感じがある場合、サドルの高さを調整して、再度調整を行います。
サドルの上げ下げだけで、調整仕切れない場合は、前回説明した通り、背もたれのブロックの固定位置を前にずらしたり、サドルの位置を前にずらしたりして、調整してみてください。
ハンドルも、ステム上部のクランプ部を緩めて、ハンドルの角度を調整する事で、前
後調整も可能です。
4.
シートポジションの調整が済んだら、手をハンドルから離していただき、完全に肩の力を抜いてください。
露天風呂にでも浸かっている感じで、完全に肩の力を抜き、背もたれに上体を預けます。
5.
手はそのままで、右のペダルに足だけ乗せください。
6.
左手をグリップにかけ、ブレーキを掛けた状態で、右の足をゆっくり踏み込んでみてください。
7.
この時に、ペダルを踏み込めば踏み込む程、その分背中を押される感じを、感じていただけるかと思います。
8.
この力が、普通の自転車に乗っているときに、捨てている力です。
ペダルを踏むと、その分反力と言う力が返ってくるのですが、普通の自転車ではこの力が上へ逃げてしまいます。
9.
この力を、背もたれで受けとめて、もう一回ペダルに返してあげると言うのが、Tartaruga Type FOLDING の特長です。
自分が捨てていた力で、パワーアシストすると考えてください。
10.
右も左も、ペダルを踏み込む時に、今のように背中を押される感じを感じてくだ
さい。
ちょっと仰け反る様な感じで、ペダルを漕げば、自然とそう言うペダリングが
できます。
11.
最も、重要なポイントが、完全に肩の力を抜いて、走ると言う点です。
足と腰で漕ぎます。
手は一切使いません。
感覚的には、手放し運転をしているつもりで、手は、ハンドルに軽く置いておくだけです。
絶対に、押したり引いたりしないでください。
もし、手を使ったり、肩に力が入っていると、とたんにハンドルがふらつきます。
もしハンドルがふらついたら、それは肩に力が入っているということなので、一度停まって、リラックスした上で、再度ペダルを漕いでみてください。
12.
走り始めたら、すぐに変速機を操作して、1番重いギアに入れてください。
より、安定して走行できます。
一連の操作に慣れてくると、8速発進も問題なくできるようになります。
13.
コーナリング時は、背もたれに上体を預けたまま、曲がりたい方向へ傾けていただくと、自然にス~と曲がってくれます。
既にTartaruga Type FOLDING をお持ちのお客様や、まだお持ちで無い方で、ご試乗する機会があった際は、今回の乗り方に関する説明をご参考にしていただけると、幸いです。
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