最新ロットが、入荷しました!

最新ロットが、入荷しました!

弊社製品の最新ロットが、先週、ようやく

弊社倉庫に入荷してまいりました。
商品入荷後すぐに、弊社からの出荷も開始いたしましたので、既に商品を受け取られた方々もいらっしゃることと思います。
昨年の9月ごろから、ご予約をいただいておりましたお客様もいらっしゃいましたので、大変お待たせいたしました。

オーダーから1年超

思い起こせば、昨年の6月に発注を行い、当初昨年9月ごろの生産を予定していましたが、世界規模での自転車需要の拡大と、シマノをはじめ、各種関連パーツの入手困難、生産工場のキャパシティーなど、様々な要因から、発注から商品到着まで、実に1年以上の時間が掛かってしまいました。
度重なる商品入荷の遅れにより、結果的に、ご予約をいただいておりました、多くのお客様に、長期間お待ちいただくことなりましたこと、改めて、心からお詫びいたします。

コロナ過の台湾での生産

タルタルーガ自転車今回の生産にも、いつものように台湾に滞在して、自ら生産に立ち会い、品質管理に努めたのですが、コロナ過での台湾渡航の様子は、すでにこちらのブログでお伝えした通りです。
何とか渡航した台湾は、当初コロナもうまく抑えられていて、生活自体は、とても過ごしやすく、当時の日本と比較すると、まるで天国の様でした。

ただし、こと自転車の生産に関しては、雨が降らないことからの水不足で、特に自転車関連の工場が集中している、台中から南の状況がかなり深刻で、電力不足に加えて、水を大量に使用する「アノダイズ」関連の工場のキャパシティーが極端に低下していて、3週間から1ヶ月待ちという状況でした。

タルタルーガ自転車その後、念願の降雨により、水不足は徐々に解消していきましたが、5月中旬ごろから、一気にコロナの市中感染がひろがり、「レベル3」という厳戒態勢が台湾全土に発令されます。
本当に運悪く、このタイミングで、弊社製品の本格的な生産が始まったため、これまでに経験のない、極端に不自由な状況の中、生産を進めることを余儀なくされました。
そんな状況の中でも、あらゆる手段を駆使して、なんとか日程通りの生産を目指しましたが、生産自体にも、2週間ほどの遅延が発生してしまいました。

コンテナ船

タルタルーガ自転車生産日程が、少しずつずれる中、完成した商品を満載したコンテナを日本へ運ぶ、コンテナ船のスペースの確保が、極端に難しくなっているとの情報が入ります。
実際、当初予定していた出荷日程でのスペース確保は、現実的に不可能との結論で、2週間ほど遅れた、実際の生産とたまたま合致したタイミングでの、コンテナ船の予約がようやく取れました。
予約の取れた、コンテナ船のスケジュールに合わせて、何とか生産を終え、製品の入ったカートンボックスを満載したコンテナが、予定通り工場から出発していきました。

通常、ここからは、ほぼ予定通りに進んでいくため、このコンテナの工場出発をもって、「生産完了」となるのですが、今回の生産ではここから更なる大幅な遅延が発生することとなりました。
コンテナ船へのコンテナの積み込みには、台湾サイドの輸出通関の審査を通る必要があるため、通常出航予定日の5日前までに工場を出て、港のコンテナヤードと呼ばれる、集積所に運ばれ、待機することになります。

今回利用したコンテナ船は、「タイ」を出航して「香港」を経由後、台湾北部の「基隆(キルン)港」へ到着、コンテナを積み込み、「東京」、「横浜」へと向かう船でした。
最終的に、この船の「台湾」到着が9日間遅れたため、弊社製品を乗せたコンテナは、「基隆港」のコンテナヤードで、2週間近く待機させられたことになります。

余談ですが、こんなにも大幅に遅れたコンテナ船ですが、その輸送コストは、前回の倍近くに跳ね上がっていました。
勿論、この様な状況は、請求書を受け取るまで知りませんでしたので、製品価格には付加されていません。

タルタルーガ自転車この様に、全てにおいて、過去に経験したことのない状況だらけの中での生産となりましたが、今回も弊社で用意できる最大限の数量をご用意いたました。
また、各種関連パーツの入手の難易度や、生産工場のキャパシティーなどの状況は、更に悪化しているため、発注後2年後の生産などという、冗談のような話も聞こえ始めてきています。

とにかく今は、今回入荷した製品を、1台1台大切に販売していきたいと思います。