北海道 釣〜リングキャンプ 2023 秋(かなやま湖編) 後編
昨年10月初旬に行った、北海道の「かなやま湖」
(南富良野)での「釣〜リングキャンプ」の続きです。
急遽テント泊を止め、バンガローを一棟借りて、そこに3人で泊まることにした訳ですが、結果的にこの判断は大正解でした。
事前に確認していた天気予報とは大きく異なり、キャンプ場の管理事務所の方が、受付時に言っていた通り、その夜は、雨音で目が覚めてしまうほど、相当な勢いの雨が降り続き、気温も、明け方には5度位まで下がりました。
二日目のはじまり
朝、7時位に目は覚めましたが、シトシト降りとなった外の雨は、止む気配がなく、スマホの天気予報では、お昼過ぎまで降り続けるとのこと。
滞在しているバンガローが、11時にはチェックアウトする必要があるため、朝のコーヒーを飲みながら、3人で今後の予定に関する会議を開催。
結局、今雨の中、外に出ても何もできないため、雨が止むまではこのままバンガロー内で、雨宿りして過ごそうという事になり、同時にこの決定は、この日もバンガローで延泊となりました。
「せっかく、各自テントを持参してきたのに・・・」という思いもありましたが、「明日の朝の撤収も楽だし!」と、最終的には皆納得したのでした。
だらだらとブランチ
この日の予定が決まると、各々調理をはじめ、シェアしながらの朝食がだらだらとお昼くらいまで続き、「流石にもう喰えない!」というほど、満腹になりました。
いきなりの快晴
予報通り、お昼過ぎには雨が上がり、急激に外が明るくなりました。
外へ出てみると、さっきまでの雨が噓のように、青空が広がり、日の光が眩しい程に射し、湖面と空、山の緑のコントラストがまるで絵画のようです。
「待ってました!」
あまりにも美しい景色に、湖畔に各自椅子を並べ、傍らに Type SPORT を置いて日向ぼっこを楽しみました。
「気持ちいい~~~!」
せっかくなので、私は持参した一眼レフで、写真を撮りまくっていると、気持ちが良すぎたのか、お二人はいつの間にか、うたた寝してしまっていました。
釣~リング
今回のもう一つの大きな目的は、「かなやま湖」での釣りでした。
海外と見まがう程、雄大で美しいこのロケーションで、ルアーフィッシングを楽しもうという魂胆です。
午後3時を過ぎた位から各々準備を始めて、夕間詰(ゆうまづめ)を狙います。
万が一の熊の出現に備えて、安田さんが「熊スプレー」も携帯してくれました。
釣り始めるまでは、「釣れる気しか、しないですね。」とのたまっていた3人でしたが、いざ釣り始めて見ると、ピタリとアタリすらありません。
徒歩で、ポイントを移動してキャストしても、全く反応なしです。
「ここじゃ、ダメですね。」と、前日私がパンクして押し歩きを始めたあたりまで、Type SPORT で移動してポイントを変えてみることに。
こんな時に、安田さんと私の Type SPORT に装着された、「Type S専用ロッドフォルダー」が、大活躍します。
安田さんの「この辺が、良さそうですね。」との御意見に、車両を道路の端に駐輪して、全員で湖畔へと降り、キャストを繰り返しました。
このポイントでは、小さなアタリは何回かあり、夕暮れ寸前まで続けましたが、結局3人共「ノーフィッシュ」。
ここ数年、北海道で釣りをすると、何かしら必ず釣果があったのですが、その記録が、今回で途絶えてしまいました・・・
「かなやま湖保養センター」大浴場
バンガローへ戻ると、辺りはすっかり暗くなり、気温も急激に下がってきました。
「かなやま湖畔キャンプ場」の、もう一つのアドバンテージが、道を挟んで徒歩数分の「かなやま湖保養センター」内に大浴場があり、410円で入浴ができます。
夕飯準備の前に、冷えた体を大浴場で温め、売店でキンキンに冷えた「サッポロ CLASSIC」も手に入れて、湯冷めしないように、バンガローへそそくさと戻りました。
2日目の夕飯
買ったばかりの冷えたビールで「乾杯」を済ますと、各自夕飯の準備に取り掛かり、またまたシェアしながらの宴会がスタート。
おいしい料理とお酒を友に、本当にたわいのないおしゃべりが、この日も夜遅くまで続きました。
撤収
いよいよ最終日の朝となりました。
早朝の湖畔は、モヤってはいますが、天気は良さそうです。
17時までには、新千歳空港に到着したいので、トマム発15時位の特急に乗る必要があります。
初日のコース前半が、かなりの距離下りだったこともあり、余裕をみて9時半には、キャンプ場を出発することにしました。
各自朝食を作り、またまたシェアしていただきます。
私は、温かい鴨蕎麦に、前日作った肉料理に入れ忘れた大葉と、白井さんからもらった焼きのりを乗せ、皆さんにサーブ。
最後にコーヒーを入れて、ちょっと一服。
バンガロー泊だったため、テントを乾かす必要もなく、寝袋やエアマットの収納も楽で、サクッと撤収も終わり、バンガロー内の掃き掃除まで終りました。
トマム駅を目指して
予定通りにキャンプ場を出発して、先ずは南富良野の“みんな大好き”「セイコマート」に寄り、各自ランチを購入。
この日のランチは、道中の適当な所で停まって取るとことにしました。
初日と打って変わって、快晴の空の下、快調にペダルを漕ぎます。
私がもっとも気にしていた、長~い登りも、想像していたほどきつくはなく、ちょうど12時には、帰路の「最高地点」でもある「占冠」(シムカップ)の交差点に到着。
この交差点に隣接する小さな公園のベンチに腰掛け、ランチ休憩しました。
私は、「セイコマート」のHOT CHEF 「塩さば おにぎり」と、店内でみつけて気になった新商品「白いようかん 黒糖あんぱん」をいただきました。
毎回思うことですが、「セイコマート」のオリジナル商品は、何を食べてもめちゃ旨です!
小さな公園の木陰で、まったりした後は、ここからひたすら下ると、トマム駅に到着です。
途中、絶対来ることはないであろう「星野リゾート トマム」の入り口で記念撮影も行いました。
トマム駅 帰路
トマム駅に到着すると、各自車両をイージーフォールディングして輪行準備完了。
予定していた電車の1本前の特急に、余裕で間に合いました。
初日と異なり、おそらく「星野リゾート トマム」に宿泊していたと思われる、多くの外国人の家族連れを含むお客さんで、ホームはにぎわっていました。
今回、我々は、帰りの切符も、札幌で購入してきていましたが、切符売り場も見当たらない無人のこの駅で、どうやって切符を入手するのだろうと、疑問でしたが、その答えは、二つのホームを繋ぐ連絡通路内にある「QRコード」をスマホで読み取り、「乗車駅証明書」を発行するシステムの様です。
スマホ前提とは!
新千歳空港から羽田へ
「トマム駅」14:02発の特急「おおぞら」の自由席に乗り込むと、車内はそれほど混んでいません。
荷物置き下段に、3台のイージーフォールディングした Type SPORT が、見事に収まることには驚きました!
列車は、快晴の北海道を進み、車窓から美しい景色が流れていきました。
1時間で、「南千歳駅」に到着すると、ここで空港線に乗り換え、あっという間に「新千歳空港」に到着。
ここで、安田さんとはお別れです。
その後、白井さんと私は、空路羽田へ向かい、羽田で車両を組立てて、時折小雨のパラつく中、それぞれの自宅まで自走しました。
二泊とも、バンガロー泊と、当初の予定とは大きく狂いましたが、今回も大満足の旅でした。
毎回思う事ですが、北海道キャンプ旅、意外と近くて(飛行機利用だと、2時間弱と、短時間で到着!)安くすみます。
一度、やってみると、病みつきになりますよ。
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