オーストリア 2002 番外編 ミュンヘン(ドイツ)

オーストリア 2002 番外編 ミュンヘン(ドイツ)

初めてのヨーロッパ一人旅となった、「ハルシュタット」

への旅でしたが、今回は、ハルシュタットへの行きと帰りに、中継地として利用した「ミュンヘン」に関する、番外編的なお話です。

行きに、中継地として利用したホテルが、とても快適だった為、帰りにもこの街を中継地にしようと、予約を入れておいたので、ケルンへ向かう前に「ミュンヘン」に2泊しました。
当時、「ミュンヘンといえば、ビールとソーセージ」くらいの知識しかなかった私は、またまた、ミュンヘン駅前のツーリストインフォメーションで、地図と簡単なガイドブックを手に入れ、予約してあったホテルへと向かい、明日の計画を練る事にしました。

計画

ホテルの部屋で、地図を広げて計画を練っていた私の目に飛び込んできたのは、地図に印刷された「ドイツ博物館」の広告でした。
「そうか、ドイツといえば、工業製品の生産においては、日本と並ぶ大国だ。」と改めて思い出した私は、翌日は「ドイツ博物館」、その翌日は「BMW博物館」へ行ってみるとこにしました。

「ドイツ博物館」

タルタルーガ自転車ミュンヘン翌日、トラムを乗り継いで、ドイツ博物館へと向かいました。
全く前知識を持たずに訪れた私は、その見ごたえに、圧倒される事となります。
その展示内容は、一言でいえば「人類が、何を作ってきたか」的に、様々な工業製品は勿論、橋の構造の歴史や、パンやチーズといった食品の起源まで、ありとあらゆる物に関する、現物やパネル、模型による圧倒的なスケールの展示に、度肝を抜かれると同時に、私の中の好奇心が、刺激されっぱなしといった状態になりました。

タルタルーガ自転車ミュンヘン結局、朝から閉館時間まで居ましたが、全く飽きることなく、あっという間にその日が終わったという印象でした。
後から調べたところによると、「科学と技術を極めた世界最大の科学博物館」と称され、じっくりと展示を観て回ると、数日は掛かるといわれているそうです。

タルタルーガ自転車ミュンヘン
タルタルーガ自転車ミュンヘン元来、「博物館」好きな私は、これまで色々な博物館に行きましたが、このブログを書いている今現在までに訪れた、どの博物館と比較しても、この「ドイツ博物館」は圧倒的に魅力的で、スケールも抜きんでていて、世界最高の博物館と言い切って良いと思っています。
ミュンヘンへ行かれる機会がありましたら、是非、行ってみてください。

ビアホール

その日の夕飯は、ホテルの近くにあるビアホールに出掛けました。
前年に続き、二回目のドイツでしたが、ユーロバイク開催中は、日本でイメージしていたビアホールの様な店には、行く機会に恵まれていませんでした。
運良く、ホテルの近くに、イメージ通りのビアホールを見つけ、入ってみることにしました。
入口の巨大な扉を開けて入ると、ちょっと暗めの大きな空間で、おそらく地元民と思われる、多くの人々がワイワイ言いながら、食事と共に大きめのジョッキを傾けています。
自分も適当なビールと、「肉のグリルミックス(チキン、ポーク、ビーフ)」をオーダーし、すぐに出て来たビールをグビグビ飲みながら待つことしばし、テーブルに巨大なプレートに盛られた、「肉のグリルミックス」が運ばれてきました。
おそらく3人前はありそうなその皿は、他の客にも人気な様で、皆ペロリと普通にたいらげていました。
ドイツの本場料理は、とにかく量が凄いんです。

「BMW博物館」

タルタルーガ自転車ミュンヘンイセッタ翌日は、「BMW博物館」へと向かいました。
前日の、「ドイツ博物館」のインパクトが凄すぎたため、こちらはとても地味に見えました。
ただ、以前から好きだった、イタリアのマイクロカー「イセッタ」の、BMW版の実車が展示してあり、これには、ちょっと興奮しました。
これの実車を観るのは初めてで、思っていた以上に、かわいい形状のその車体は、益々気に入りました。

こうして、10日間ほどのヨーロッパ一人旅を終え、次のショー会場のある「ケルン」へ向け、列車に乗込んだのでした。