「飛行機輪行」をやってみよう!
- 2024.12.20
- タルタルーガ
- Type SPORT, 旅, 自転車, 輪行
12月14日、15日に開催した、川崎にある
「サイクルショップナカハラ」さん店頭での試乗会で、今年の弊社が参加する試乗会は、全て終了いたしました。
本年中も、数多くの皆様に各地での試乗会にお越しいただきまして、誠にありがとうございました。
来年の試乗会開催の予定が決まりましたら、改めて弊社ホームページにて、発表いたしますので、今しばらくお待ちください。
試乗会でのお問合せ
弊社の参加する、日本各地で開催されるイベントや、店頭試乗会の会場で、弊社製品 Type SPORT のご試乗にいらっしゃるお客様方から、最も多くご質問をいただく内容が、「輪行」に関するご質問です。
そこで今回は、現在、私が最も“推している”国内線利用での「飛行機輪行」について、改めてそのメリットや、やり方に関するお話をしようと思います。
「飛行機輪行」のメリット
ローカル電車や、新幹線、船やバスなどの公共交通機関を使って、折畳んだ Type SPORT を持って行き、行った先で活用する「輪行」は、旅先での行動を、一気に拡げてくれます。
様々な公共交通機関と組み合わせる、各種「輪行」の中にあって、「飛行機輪行」の最大のメリットは、旅先の選択肢の豊富さと、圧倒的な時間短縮になります。
また、意外な事に、コストパフォーマンスの良さも大きなメリットです。
旅先の選択肢の豊富さ
日本には47の都道府県があり、大都市圏に比較的近い、京都府・奈良県・滋賀県・三重県・山梨県・神奈川県・群馬県・埼玉県の10府県以外には空港があります。
お近くの空港から、飛行路線さえあれば、日本中好きな所へひとっ飛び!
例えば、東京の「羽田空港」から北海道の「新千歳空港」まで、飛行時間は1時間40分ほど、「羽田空港」から「鹿児島空港」へも2時間弱で到着します。
コストパフィーマンスがいい
意外に思われるかもしれませんが、コストパフォーマンスも、とても優れています。
ちょっと早目のチケット購入で、「JAL」や「ANA」利用でも、「羽田空港 – 新千歳空港」片道9,000円台からチケットが購入できます。
私のおすすめ航空会社は、「スカイマーク」で、飛行路線は限られますが、チケット価格、サービス共に、大変満足できます。
逆に、LCC(ローコストキャリアー)の利用は、チケット代自体は安いのですが、別途手荷物料金等が加算されるため、「飛行機輪行」にはあまりおすすめできません。
「飛行機輪行」の流れ
弊社 Type SPORT を使った「飛行機輪行」のやり方は、いたって簡単です。
イージーフォールディングを行った Type SPORT を、純正オプションパーツの「Type S専用イージーキャリーバッグ Ver.2」に収納して、搭乗する空港にある利用航空会社のチェックインカウンターへ持って行き、「預け手荷物」としてチェックイン手続きを行い、預けるだけです。
「Type S専用イージーキャリーバッグ Ver.2」に収納する際に、バッグに付属のストラップを取り付けておいて、車両を預けた後、「このストラップを持って、運んでください。」と伝える事をおすすめします。
車両を預ける際は
チャックインカウンターで、車両を預ける際の流れは、以下の通りです。
-自転車であるとこを伝える。
自転車であることを伝えると、各航空会社ごとの自転車を預かる際の作業ルーティンに沿って、一連の受付作業を進めてくれます。
-荷物の計量
「Type S専用イージーキャリーバッグ Ver.2」に収納した車両と、他の預ける荷物を計量台に乗せて、重量を計測します。
利用する航空会社の、無料規定の重量以内であれば、無料で預ける事ができます。
私がよくやる、キャンプツーリング時の様に、車両以外に、キャンプ用品の詰まった大型バックパック等を預けて、無料規定の重量を超えてしまった場合は、超過重量に応じた追加料金を支払う必要があります。
-免責事項の同意書への署名
預け手荷物を預けてから、到着地で受け取るまでの間に、万が一破損等が発生した際に、クレームは言いませんといった内容の同意書に、同意、署名を行う必要があります。
-飛行機搭載時の向きの指定
飛行機に車両を搭載する際や、到着後受け取る際にコンベアーで流す際に、どちらの面を上にするかを指定します。
「Type S専用イージーキャリーバッグ Ver.2」に収納したType SPORTの場合、私は、なるべく計量時のままの状態での積み込みを希望して、どうしても横に寝かせなければならない時は、前輪を「Type S専用イージーフォールディングアダプター」に取り付けた側を、上にする様指定しています。
チェックインカウンターでの、手続き時の注意点
最近の傾向を含めて、チェックインカウンターで車両を預ける際の注意点は以下の通りです。
-羽田空港の場合
殆どの空港では、チェックインカウンターで、そのまま車両を預ける事が可能ですが、「羽田空港からの出発便」で、JALまたはANAを利用される場合は、自転車等大型荷物専用のチェックインカウンターが、別に設けられており、そちらを利用します。
専用カウンターの場所は、定期的に変更になるようなので、羽田空港に着いたら都度確認しましょう。
-バッテリーの有無
「バッテリーが付属していないか?」を、よく聞かれます。
勿論、Type SPORTは電動アシスト車両ではありませんので、全く問題ありませんが、Di2などの電動コンポにアップグレードされている場合は、注意が必要です。
-「CO2ボンベ」の有無
パンク修理等で利用されている「CO2ボンベ」が、入っていないかもよく聞かれます。
普通の「小型ハンドポンプ」であれば、全く問題なく預け入れ、又は、機内持ち込みが可能ですので、私はいつもこちらをパニアバッグに入れて、機内持ち込みにて携帯しています。
どうしても「CO2ボンベ」を持っていく場合は、各航空会社で受け入れ規定が異なるようですので、利用航空会社への事前確認をおすすめします。
-「パンク修理用接着剤」の有無
「パンク修理用接着剤」も可燃物になるため、飛行機に乗せられません。
予備チューブを携帯して、パンク時はチューブ交換で対応しましょう。
-「スプレー缶」の有無
メンテナンス用などの、ケミカルスプレー缶の有無も確認されます。
引火性ガスなどを含む商品は、規制対象になるので、持っていけません。
こうやって、改めてリストアップしていくと、面倒なように思えるかもしれませんが、要は上記リストにあるような規制対象商品を、持っていかなければ、全く問題ないという事です。
羽田空港へのアクセス
首都圏にお住いの方が、最もご利用されるであろう「羽田空港」へは、京急線、JRのモノレール、空港リムジンバスのご利用が一般的です。
当ブログでも何度か書いていますが、私の場合は、結構な雨降りでない限り、川崎にある自宅から羽田空港間は、自走しています。
自宅を出て、しばらく走ると神奈川県と東京の境でもある、多摩川を超えます。
多摩川に掛かる、「多摩川大橋」を渡り切ると、川沿いを走る「多摩川サイクリングロード」に入れます。
東京側のこのコースは、羽田空港のすぐそばまで続く、道幅もゆったりしていて、信号機も無い綺麗に整備された、とても走りやすいコースで、羽田空港の「Terminal 3」近くまで続きます。
「多摩川サイクリングロード」の終点から、空港外部からのアプローチの楽な「Terminal 3」へ向かい、そこで Type SPORT を折畳み、空港内「無料連絡バス」で「Terminal 1」や「Terminal 2」へ向かうと、「羽田空港」へのアプローチは、一気に気軽になります。
皆さんも、国内線を利用した「飛行機輪行」を、是非試してみてください。
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