Type SPORT 専用フロントキャリアーの活用術
- 2020.04.21
- タルタルーガ
- Type SPORT, オプション, 自転車, 開発
「自転車のSUV」を目指して開発を行った
Type SPORT の、もう一つの重要なユーティリティースペース、「Type SPORT専用フロントキャリアー」に関するお話しのつづきです。
前回お話した通り、現在Type SPORTに専用フロントキャリアーを装着されるお客様には、「Bタイプ」の装着率が、圧倒的に高くなっています。
そこで今回は、この「Bタイプ」をメインに、その活用術をお話します。
「Bタイプ」の活用術
「Bタイプ」の最大の特徴は、専用の「アクセサリーアダプター」が付属する点です。
「アクセサリーアダプター」は、直径25.4㎜の一般的なハンドルバーと同じ径のパイプを使用しているので、ハンドルにバーに装着する、殆どのアクセサリー類が装着可能です。
フロントバックの大定番、オーストリッチ社の「F-104」も装着できます。
開発段階で、「オーストリッチ社」にお邪魔して、色々な製品の装着を試させていただき、Type SPORT への装着時に、最もバランスがすぐれていた「F-104 」を最終的にセレクト、「F-104 」にベストフィットするように、量産設計を行いました。
通常、ハンドルに取り付けるフロントバックですが、この「アクセサリーアダプター」を利用することで、「フレーム直付け」となり、ハンドリングに影響することなく、デジタル一眼やモバイルバッテリー、チェーンなど、チョットした重量物を含めて、フロントバックに様々なものを積載できます。
「アクセサリーアダプター」を利用する際の注意点
「アクセサリーアダプター」を利用して、フロントバックを装着する場合は、必ず装着するフロントバックの底面が、フロントキャリアー天面に接触する状態でご使用ください。
また、フロントバック上部の固定ベルトは、アクセサリーアダプターの直径にぴったり合うように、取付けベルトに穴をあけて調整し、ベルトの内側両サイドにズレ止めの為のタイラップ等を、上の画像の様に追加の上、両サイドのベルトが左右に広がらないように、テグス等で規制を掛けてご使用ください。
ケーブル類の処理方法
前回もお話しましたが、「アクセサリーアダプター」を装着した「Type SPORT専用フロントキャリアー Bタイプ」を取付けた場合も、Type SPORT のハンドルの形状やポジションによって、ケーブル類が「アクセサリーアダプター」に干渉する場合がありますので、必ずタイラップ(結束帯)等を活用して、ケーブル類が「アクセサリーアダプター」に干渉しないように、規制を行ってください。
「イージーフォールディング」を行う方は、「イージーフォールディングアダプター」にハンドルが固定できるように、ケーブルを規制する長さを調整する必要があります。
ライト等の装着が可能
「アクセサリーアダプター」とは別に、キャリアー本体前部にも、一般的なハンドルバーと同じ径のパイプが溶接してあります。
このパイプを使用して、ライト等を取付ける事も可能です。
Type SPORT 専用フロントキャリアーアダプター
「Type SPORT専用フロントキャリアー」は、車両本体ヘッドチューブサイドのボスに、4本のネジで取付けを行う設計になっていますが、「Type SPORT 専用フロントキャリアーアダプター」を併用すると、フロントキャリアーにフロントバックを装着したまま、QRの操作だけでキャリアーごと脱着することが可能になります。
輪行等、折畳みを行う際の脱着が、飛躍的に簡単になりますので、ご活用ください。
キャンプツーリングなど、「Type SPORT専用リアキャリアー」に荷物を満載すると、リア側だけが重くなり、前後の重量バランスが崩れて、キックスタンド使用時に自立できなくなる場合があります。
「Type SPORT専用フロントキャリアー」を装着して、フロント側にも加重してあげる事で、バランスが取れますので、お試しください。
「Type SPORT専用リアキャリアー」を装着した Type SPORT の、サブユーティリティースペースとして、また時には、「Type SPORT専用フロントキャリアー」のみを装着して、スタイリッシュに乗りこなすのも、おすすめです。
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