Tartaruga Type SPORT DX

Tartaruga Type SPORT DX

Tartaruga Type SPORT には、DX、GT、SD

の3つのグレードがある事は、以前お話しした通りです。
その Tartaruga Type SPORT の中で、最も人気のあるDX (デラックス) に関するお話しです。
Tartaruga Type SPORT の3つのグレードの中で、フラッグシップモデルに位置する DX も、前後のサスペンションを含むフレームは、SD、GT と全く同じモノです。
単純に、車両に付属しているパーツ類の違いだけが、各グレードの違いとなる訳ですが、では、フラッグシップモデルであるDXは、SD、GT と何処がどう違うのか、改めて説明したいとおもいます。

3カ所の回転可動部

タルタルーガ自転車TypeSPORTDX基本コンポに20速のシマノTIAGRAを使用したDXには、サドル下部のサドルレールの素材など、付属する殆ど全てのパーツのグレードが SD、GT から上がります。
中でも、実際の走行時に最も重要な、「3カ所の回転可動部」のパーツセレクトには、特にこだわりました。

車両に乗って走行する際、実際に動いているパーツは、ホイールの回転部分である前後のハブと、ペダルを漕いで、進むわけですからクランクの回転部分であるBB(ボトムブラケット)、この3カ所が回転をしています。
この3カ所に、驚異的な回転性能を誇る Type SPORT DX 専用のチューニングを行った「前後ハブ」と、剛性の極めて高いクランクを支える、ロスの少ない「BB」との組合せにより、「スポーツサイクル初心者の方」も含め、どなたにでも、Type SPORT の圧倒的で、高いポテンシャルの走りを、味わっていただけるような製品に仕上げています。

驚異的な回転性能の「前後ハブ」

タルタルーガ自転車タイプスポルト特に、Type SPORT DX 専用のチューニングを行った、「前後ハブ」に関しては、「驚異的な回転性能を誇る」などとの表現を行っていますが、言葉での説明に限界を常々感じていました。
そんな折、弊社製品を販売いただいている、横浜にある「グリーンサイクルステーション」様が、DX のハブと、SD のハブ(GT も同じハブです)の回転比較を行われたムービーを、お店のホームページ上で公開されていました。
非常によくできたムービーだったので、こちらでの転載をお願いしたところ、快く了解をいただきましたので、転載させていただきます。
是非、下記画像をクリックいただき、ムービーを御覧ください。
タルタルーガ自転車TypeSPORTDX

いかがでしょうか?
びっくりしますよね!
勿論これは、SD(GT も同じです)で使用されているハブの性能が「ひどい」訳では決して無く、むしろ「並の上」クラスのパーツを使用しています。

この「驚異的な回転性能を誇る」、Type SPORT DX 専用のチューニングを行った、「前後ハブ」がもたらす、走行中にペダルを漕ぐことを辞めた際の滑走感や、漕ぎだし時の軽さが、DX にご試乗いただいた方々から出る、「漕いだ以上に、進んでくれる。」というコメントにつながるのです。

「ドロップハンドル」で無い理由

タルタルーガ自転車TypeSPORTDXDX のハンドル(SDも同様です)は、独自発想のアジャスタブルステムと、ライザーバーと呼ばれる、フラットタイプのハンドルバーが装着されています。
無段階に、大きく角度調整が可能なアジャスタブルステムと、ライズ(ステムにクランプする部分と、グリップ部の高さの違い)のあるハンドルバーとのコンビネーションにより、一台の車両で、スポーツライクな前傾ポジションはもちろん、ママチャリライクなお気楽ポジションを、無段階で調整できます。
また、ワンサイズのフレームで、様々な体格のお客様への対応も可能となっています。

この事により、Type SPORT のフラッグシップモデルの、圧倒的で、高いポテンシャルの走りを、「スポーツサイクル初心者の方」も含め、どなたにでも、味わっていただきたいと考えています。

DX が、フラッグシップモデルであるという観点からすると、「ドロップハンドルが装備された、レーシーなモデルであるべき。」とお考えの方も多くいらっしゃると思います。
多くの自転車メーカー様の、通常の製品ラインナップで考えると、その通りですし、
実際、DX にドロップハンドルを装着した形態が、最も「走り」を突き詰めたレーシーなモデルになるのも大正解です。

ドロップハンドル用のブレーキレバーに変則用のレバーが組み込まれた、いわゆる STI レバーシステムは、それだけでかなり高額となりますし、パーツメーカーごとに操作方法や操作感など、様々です。
また、体格によってフィットするハンドルバー形状もまた、様々です。
販売価格をおさえるために、最大公約数的なパーツを、メーカー標準でセレクトして装着するよりも、「完璧ですよ!」と胸を張ってお勧めできる、どなたにでもご体感いただける、素晴らしい「足回り」を提供しておけば、その「足回り」をベースに、それぞれのお客様の体格やお好み、ご予算に合わせた操作系に、カスタマイズいただく事が、結果的にお客様お一人お一人にとっての「真の理想形」を手に入れる、最も合理的で効率的な方法だと考えました。

お客様のお望みの、ありとあらゆる使い方に、最上級のポテンシャルと、驚くほどの懐の深さで対応できる、それが、Tartaruga Type SPORT DX です。