Tartaruga の原点
- 2020.10.06
- タルタルーガ
- Type FOLDING, 自転車, 開発
2001年に起業した弊社ですが、その年の11月に
Tartaruga Type FOLDING が発売となりました。
その開発過程や、発売までの詳細に関するお話は、既にこちらに記載した通りです。
弊社の提唱する「E-VEHICLE = EMOTIONAL-VEHICLE」の第一弾として、市場投入した Tartaruga Type FOLDING は、Type SPORT と比べると、荷物の積載性能等の、実用性こそ劣りますが、私の想い描く「乗ってワクワクする、全く新しい乗り物」 = 「EMOTIONAL-VEHICLE」を、最もピュアに形にした商品と言えます。
情報収集の落とし穴
その走行感覚は、発売から20年が経過しようとしている今でも、全く色あせること無く、楽しさと、気持ちよさにあふれています。
発売当初の製品は、如何せん、私が初めて開発を行った、本格的な「乗り物」だったこともあり、この基本コンセプトや、新感覚の乗り物という、「コア」の部分はしっかりと持ち合わせていましたが、細かな作り込みの部分では、完璧と言いきれない点がいくつかあったのも事実です。
その結果、発売当時、肯定的に受け止めていただいたお客様と、否定的に受け止められたお客様に分かれていました。
インターネットが、普及し始めていたタイミングだったこともあり、ポジティブとネガティブ、双方のご意見がインターネット上に、様々なかたちであがってもいました。
今でも、インターネット上で、これら発売当時のレビューを確認する事ができます。
Tartaruga Type FOLDING に、ご興味をお持ちいただき、色々と情報収集を始めると、これら発売初期に発信された、ネガティブなコメントを御覧になるケースも、多々あることと思います。
実際、これらの情報をご覧になった、ご自身では、まだご試乗をされていない方々が、「こういう点が、ダメらしい。」といった具合に、「ネガティブな推測」を、情報として発信されているケースも見受けられます。
また、これは、情報発信を行っている弊社側に問題があるのですが、現行の Tartaruga Type FOLDING のページに、かわいい女性のモデルさんが乗った画像ばかり使用しているため、「女性専用ですか?」とのお問合せを、ご購入をご検討中の「男性」からいただいた事があります。
勿論、「男性」にもご使用いただけます。
進化熟成を繰り返す
弊社製品の特長として、イヤーモデルという概念を持たず、派手なフルモデルチェンジも行っておりません。
その代わり、生産ロットごとに、細かな改良を積み重ね、ゆっくり、じっくりと、進化熟成を進めて行き、 細かな改良が溜まったり、大きな改良を加えた段階で、バージョンアップとして告知をしています。
Tartaruga Type FOLDING に関しても、2003年にタイヤサイズの変更を含む、最初の大きな改良を加え、その後も2005年に行ったメジャーアップデート「Ver.1.5」で大幅な改良を施し、フレーム剛性の飛躍的向上を含む、製品としての完成度が、一気に上がりました。
更に、2007年の「Ver.1.55」、2017年の「Ver.1.7」とメジャーアップデートを重ね、「主要パーツの質感の向上」を含む領域まで改良が施され、すでに「完成形」と呼べる品質レベルへと進化しています。
色々なところで、既に述べていますが、Tartaruga Type FOLDING の走行感こそ、「実際に乗っていただかない事には、説明のしようが無い!」と言いきれてしまうほど、絵もいえない特別な感覚です。
機会がありましたら、是非、ご自身でご体感いただき、その「楽しい感覚」を味わっていただきたいと思います。
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